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5月上旬までの大型連休を利用し、自民党内では「ポスト石破」候補を意識した動きが活発化しています。石破茂元幹事長の後継者争いは、与野党の国会議員たちの海外訪問の波を引き起こしており、特に自民党内では、有力候補たちが海外で存在感を示そうとしています。

石破氏の支持率低迷を背景に、次期党首候補としての地位を確立しようとする動きは、人脈構築や支持回復といった目的を担っています。安倍晋三元首相が重視してきた台湾への訪問も、その一環と言えるでしょう。保守層へのアピールも重要な狙いとして見逃せません。

高市早苗氏、台湾での講演

昨年の総裁選で石破氏に敗れた高市早苗前経済安全保障担当相は、大型連休中に台湾を訪問し、28日には現地で講演を行いました。講演内容は公開されていませんが、台湾との関係強化や保守層への支持回復を狙ったものと考えられます。今後の動向が注目されます。

西村康稔氏も台湾訪問

高市氏に加え、西村康稔政調会長も台湾を訪問しています。西村氏もまた、保守層へのアピールや、台湾との経済・安全保障上の連携強化を目指していると見られます。自民党内での「ポスト石破」争いは、今後ますます激化していく可能性があります。

今後の展望

大型連休中の海外訪問は、自民党内の権力闘争の序章に過ぎません。今後、各候補者は国内での活動を活発化させ、支持者獲得に力を入れるでしょう。石破氏の動向も注目されますが、次期党首候補の座をめぐって、激しい競争が繰り広げられることは間違いありません。