ミャンマー拠点詐欺事件:タイ当局から日本へ移送された男2人を愛知県警が逮捕、日本人関与の可能性も捜査中
2025-04-23
読売新聞
ミャンマー拠点詐欺、日本人関与の可能性も…愛知県警がタイ当局から移送された男2人を逮捕
ミャンマー東部国境地帯で展開される国際的な詐欺事件。愛知県警察は、タイ当局に拘束されていた男2人を詐欺容疑で日本に移送し、逮捕しました。日本警察が海外拠点を拠点とした詐欺事件を摘発するのは初めてのケースです。
逮捕されたのは、住所を名古屋市と大阪市に持つ男2人です。2人はSNSで募集されていた「闇バイト」に応募し、ミャンマーへと渡航。詐欺コールセンターで詐欺電話をかけていたとみられています。この詐欺グループは、高齢者をターゲットに、架空の投資話を持ちかけ、多額の金銭を騙し取っていたと報道されています。
闇バイトへの注意喚起
今回の事件は、SNSを通じて募集される「闇バイト」への参加が招いた結果と言えるでしょう。高額な報酬を謳いながら、違法な仕事に従事させる手口は巧妙化しており、注意が必要です。安易な誘いに乗らず、仕事内容や依頼主の身元を十分に確認することが重要です。
タイ当局との連携と今後の捜査
愛知県警察は、今回の逮捕を皮切りに、事件の全容解明に向け、本格的な捜査を開始しました。特に、ミャンマー拠点に潜む他の日本人の関与の有無について、タイ当局と連携し、徹底的な調査を進めています。また、今回の詐欺グループの組織的な構造や、資金の流れについても追及していく方針です。
今回の事件は、国際的な詐欺ネットワークの存在を改めて認識させられるものであり、日本国内における詐欺被害の拡大を防ぐための対策強化が急務となっています。警察庁も、SNSを介した詐欺被害の増加に警鐘を鳴らしており、国民への注意喚起を強化しています。
事件のポイント
- 日本警察が海外拠点を拠点とした詐欺事件を摘発するのは初めて
- SNSの「闇バイト」に応募した2人が詐欺容疑で逮捕
- タイ当局と連携し、他の日本人関与の可能性を捜査
- 高齢者をターゲットにした詐欺被害の疑い
今後、この事件に関する新たな情報が明らかになる可能性があります。引き続き、報道に注目しましょう。