夫婦別姓導入に向けた法改正案、立憲民主党が衆院へ提出!「子の氏」を婚姻時に変更で実現可能性は?

2025-04-30
夫婦別姓導入に向けた法改正案、立憲民主党が衆院へ提出!「子の氏」を婚姻時に変更で実現可能性は?
朝日新聞

立憲民主党は、長年議論されてきた選択的夫婦別姓の導入を目指し、民法改正案を衆議院に提出しました。今回の法案の大きな特徴は、「子の氏」を決めるタイミングを「出生時」から「婚姻時」に変更した点です。これは、与党が衆議院で過半数を失っている現状において、幅広い政党からの支持を得て法案成立を目指すための戦略的な変更と言えるでしょう。

なぜ「婚姻時」なのか?

これまで「子の氏」は出生時に親のどちらかの氏を名乗るのが一般的でしたが、今回の改正案では、夫婦が婚姻時に協議して決定できるようになります。この変更によって、夫婦それぞれの氏を尊重し、個人の意思を反映した氏を選べるようになります。特に、国際結婚の場合や、氏によっては希望する氏を名乗ることが難しい状況にある人にとって、大きなメリットとなるでしょう。

法案成立への道のり

しかし、現状では法案に対する与野党の賛同は限定的であり、6月22日に閉会予定の今国会での成立は厳しい状況です。立憲民主党は、今回の法案をきっかけに、より多くの議員に理解を求め、幅広い議論を通じて法案成立を目指す方針です。今回の法案提出は、夫婦別姓導入に向けた重要な一歩と言えるでしょう。

今後の展望

夫婦別姓問題は、個人の自由や権利に関わる重要な問題であり、国民からの関心も高まっています。今回の法案提出を機に、国会内外で活発な議論が展開されることが期待されます。法案成立の可能性は低いものの、立憲民主党の提案は、今後の法改正に向けた議論を加速させる原動力となるでしょう。

今回の改正案のポイントは以下の通りです。

  • 「子の氏」決定タイミングを出生時から婚姻時に変更
  • 夫婦の意思を尊重し、個人の自由を拡大
  • 与野党の賛同拡大が法案成立の鍵

今後の動向から目が離せません。

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