小豆島の伝統行事「きゅうり加持」:弘法大師ゆかりの地で、健康を願う!
2025-07-19

KSBニュース
小豆島で古くから伝わる伝統行事「きゅうり加持」とは?
香川県小豆島町の保安寺では、今年も土用の丑の日に「きゅうり加持」という特別な行事が執り行われました。この行事は、弘法大師が伝えたとされる、古くから小豆島の人々に親しまれてきた伝統行事です。
きゅうり加持の歴史と意味
保安寺で行われているきゅうり加持は、約130年の歴史があります。土用の丑の日は、丑の日に限ってキュウリを食べることで、病気を払うという意味を持つ日です。この日に、キュウリに加持を施すことで、より一層の健康祈願を込めるのが「きゅうり加持」の目的です。
行事の内容
当日は、地元の人々をはじめ、多くの参拝者が集まりました。宮内亜門副住職は、「五行のバランスを整え、心身ともに健康に暮らすための祈りを込めています」と語ります。僧侶による祝詞奏上と加持祈祷が行われ、キュウリには、健康長寿を願う言葉が込められます。
なぜきゅうりなのか?
きゅうりは、古くから薬効があると信じられてきました。清熱解毒、利尿作用など、様々な効果が期待できるとされ、健康を願う行事として、きゅうりが選ばれたと考えられます。
小豆島の伝統文化に触れる旅
土用の丑の日に小豆島を訪れると、このユニークな伝統文化に触れることができます。美味しいオリーブやジャガイモなどの特産品も楽しめ、心身ともにリフレッシュできる旅になるでしょう。ぜひ、小豆島を訪れて、きゅうり加持の神秘的な雰囲気を体験してみてください。
保安寺
住所:香川県小豆島町字塩江953-2
電話:0880-33-0342