大阪万博で健康経営の未来を議論!シニア社員の活用と組織活性化への道筋とは?

2025-06-23
大阪万博で健康経営の未来を議論!シニア社員の活用と組織活性化への道筋とは?
日本経済新聞

大阪万博で健康経営セミナー開催!組織と人の未来を拓く

日本経済新聞社が主催する健康経営セミナーが、大阪・関西万博の会場にて開催されました。テーマは「健康経営が拡げる組織と人の未来」。少子高齢化が進む日本において、従業員の健康増進は企業にとって喫緊の課題であり、セミナーはその重要性について深く掘り下げました。

近年、企業は高齢化に伴い、シニア社員の採用を積極的に進めています。経験豊富なシニア社員の知識やスキルは、組織にとって貴重な財産となりますが、同時に健康管理の課題も生じます。そこで注目されているのが「健康経営」です。

健康経営とは?

健康経営とは、従業員の健康管理を経営的な視点から捉え、組織全体の健康増進に取り組む取り組みです。単なる健康診断や福利厚生にとどまらず、職場環境の改善、健康意識の向上、疾病予防など、多岐にわたる施策を総合的に実施することで、従業員の生産性向上、離職率低下、企業イメージ向上など、様々な効果が期待できます。

セミナーで語られた実践事例と課題

セミナーには、クボタをはじめとする様々な企業の担当者や専門家が登壇し、健康経営の実践事例や課題について熱い議論を交わしました。具体的な事例として、以下のようなものが紹介されました。

  • 職場環境の改善: オフィス環境の改善(温度、湿度、照明など)、休憩スペースの設置、運動機会の提供など
  • 健康意識の向上: 健康セミナーの開催、健康相談窓口の設置、健康情報の発信など
  • 疾病予防: 定期的な健康診断の実施、生活習慣病予防のためのプログラムの提供、メンタルヘルスケアの充実など

一方で、健康経営を推進する上での課題も浮き彫りになりました。例えば、従業員の健康意識のばらつき、健康経営の費用対効果の測定の難しさ、経営層の理解と協力の重要性などです。

NPO法人健康経営研究会の岡田理事長からのメッセージ

NPO法人健康経営研究会(東京・中央)の岡田邦夫理事長は、「高齢化が進む中で、従業員の健康を維持・向上させることは、企業にとって競争力を高める上で不可欠です。健康経営は、単なるコストではなく、投資として捉え、長期的な視点で取り組む必要があります。」と強調しました。

万博から得られるヒント

大阪万博は、健康経営の新たな可能性を考える絶好の機会です。様々な企業や団体が健康に関する最新技術やサービスを展示しており、そこからヒントを得て、自社の健康経営をさらに発展させることができます。

健康経営は、企業だけでなく、社会全体にとって重要なテーマです。今後、ますます多くの企業が健康経営に取り組むことで、より健康で活力ある社会を築き上げていくことが期待されます。

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