脂質異常症の人が知っておくべき!食事で改善するためのNGフード3選と栄養学的な理由

2025-05-09
脂質異常症の人が知っておくべき!食事で改善するためのNGフード3選と栄養学的な理由
ヨガジャーナルオンライン

健康診断で「脂質異常症」と診断されたあなたへ。食事で改善できる可能性はあります!

近年、健康診断で「脂質異常症」と診断される方が増えています。しかし、多くの方が自覚症状がないため、そのまま放置してしまうケースも少なくありません。放置すると、動脈硬化などの深刻な疾患につながるリスクも。そこで今回は、脂質異常症の食事療法に着目し、改善への第一歩となるNGフードと、その理由を栄養学的に解説します。

脂質異常症とは?放置するとどうなる?

脂質異常症とは、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)の値が異常に高くなる状態を指します。具体的には、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が高い、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が低い、中性脂肪が高いといった状態です。

放置すると、血管にコレステロールが蓄積し、動脈硬化を引き起こす可能性があります。動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な疾患のリスクを高めるため、早期発見・早期治療が重要です。

脂質異常症の人が避けるべきNGフード3選

  1. 揚げ物:油で揚げた食品は、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含んでいます。これらの脂肪酸は、悪玉コレステロールを増加させ、善玉コレステロールを減少させるため、脂質異常症を悪化させる可能性があります。
  2. 肉の加工品(ハム、ソーセージ、ベーコンなど):これらの食品は、飽和脂肪酸や塩分、添加物が多く含まれています。飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを増やし、塩分は血圧を上昇させるため、脂質異常症のリスクを高めます。
  3. 甘いもの(ケーキ、クッキー、チョコレートなど):これらの食品は、糖分や飽和脂肪酸を多く含んでいます。糖分は中性脂肪を増加させ、飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを増やすため、脂質異常症を悪化させる可能性があります。

食事療法で脂質異常症を改善するために

脂質異常症の食事療法では、これらのNGフードを避け、代わりに、食物繊維が豊富な野菜や果物、きのこ類、海藻類、良質なタンパク質源となる魚や鶏むね肉などを積極的に摂取することが重要です。また、調理方法も工夫し、油の使用量を減らす、蒸す・煮るなどの調理法を選ぶようにしましょう。

脂質異常症の食事療法は、継続することが大切です。医師や栄養士に相談し、自分に合った食事プランを作成し、無理なく続けられるように工夫しましょう。

この記事が、あなたの健康管理の一助となれば幸いです。

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