健康を蝕むカビの脅威!口腔内のカビ対策で全身の健康を守る方法
2025-03-27

日刊ゲンダイDIGITAL
健康を脅かすカビ、見過ごしが危険!口腔内のカビ対策で全身の健康を守りませんか?
お風呂場やキッチンなど、湿気の多い場所で繁殖するカビ。そのカビの一種である真菌は、免疫機能が低下した高齢者や糖尿病患者、口腔乾燥症の方にとって深刻な健康被害をもたらす可能性があります。特に注意が必要なのが、口の中に発生するカビです。
なぜ口の中のカビが危険なのか?
真菌は、意外と高等生物に近い存在です。細胞レベルで見ると、私たち人間と同じように核や細胞小器官を持っているのです。口の中は、食べ物や水分が通るため、カビが繁殖しやすい環境です。口の中のカビが放置されると、以下のような健康問題を引き起こす可能性があります。
- 免疫力の低下:カビによって免疫システムが弱まり、他の感染症にかかりやすくなります。
- 全身への影響:口の中のカビが血流に乗って全身に広がり、内臓や皮膚など、様々な場所に影響を及ぼす可能性があります。
- 口腔内の炎症:口内炎や歯周病を悪化させ、口腔内の不快感や痛みにつながります。
- 全身疾患の悪化:糖尿病などの基礎疾患がある場合、カビの感染によって症状が悪化する可能性があります。
口腔内のカビ対策とは?
口腔内のカビ対策は、日々のケアが重要です。以下のポイントを参考に、ぜひ実践してみてください。
- 丁寧な歯磨き:歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使って、丁寧に歯垢を取り除きましょう。
- 口腔保湿:口腔乾燥症の方は、こまめな水分補給や、保湿スプレーの使用を心がけましょう。
- 食生活の見直し:糖分の多い食品を控え、バランスの取れた食事を心がけましょう。
- 定期的な歯科検診:歯科医院で定期的に検診を受け、早期発見・早期治療につなげましょう。
専門家のアドバイス
八重洲歯科クリニックの木村陽介院長は、「口腔内のカビは、早期に発見し、適切な治療を行うことが重要です。自覚症状がない場合でも、定期的な歯科検診を受けることをお勧めします」と述べています。
まとめ
カビは、私たちの健康を脅かす潜在的なリスクです。特に口腔内のカビは、全身への影響も考えられるため、日々のケアと定期的な歯科検診で、しっかりと対策を講じましょう。