埼玉県八潮市陥没事故：バイパス管設置完了で運転手捜索再開へ - 知事「3か月間の苦渋の道のり」

2025-04-24

読売新聞

埼玉県八潮市の県道陥没事故、ついに捜索活動再開へ

埼玉県八潮市で発生した県道陥没事故。下水道管内に取り残されているとみられる74歳の男性運転手の捜索を困難にしていたバイパス管の設置工事が、ついに完了しました。

県は24日、このバイパス管の設置工事を終え、今後は陥没現場に流れ込む下水をバイパス管に迂回させることで、現場の安全性を確保します。これにより、これまで困難だった本格的な捜索活動が再開される見通しです。

この事故からバイパス管の設置まで、3か月という長期間を要しました。知事は「3か月かけて、本当に忸怩たる思いだ」とコメントし、捜索活動の再開を心待ちにしている様子が窺えます。

今回の事故は、地盤の緩みなどが原因で発生したと見られています。陥没現場は一時的に交通規制が行われ、周辺住民にも大きな影響を与えました。県は、事故原因の究明と再発防止策の徹底を約束しています。

バイパス管設置完了後、まずは現場の状況を詳細に調査し、安全が確認された時点で捜索活動を開始します。捜索には、専門家チームが参加し、最新の技術を駆使して行われる予定です。この事故の早期解決と、行方不明者の無事な発見を、多くの人々が祈っています。

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