スーパーで指定ごみ袋のばら売り試験導入!レジ袋削減効果と消費者の反応
2025-07-13
読売新聞
札幌市が実施した、スーパーで指定ごみ袋をレジ袋の代替としてばら売りする実証実験の結果が発表され、注目を集めています。イオン北海道、コープさっぽろ、アークス(ラルズ、東光ストア)の3社が協力し、期間中に180店舗で10リットル(20円)と20リットル(40円)の指定ごみ袋を販売しました。
この実証実験は、レジ袋の削減と環境負荷の軽減を目的として行われました。結果として、前年同期と比較してレジ袋の利用率が大幅に減少し、年間で約40トンの二酸化炭素削減効果が見込まれています。これは、札幌市が持続可能な社会の実現に向けて取り組む姿勢を示すものです。
消費者の反応も良好で、「違和感なく使えた」という声が多数寄せられています。指定ごみ袋のばら売りは、以前から一部の地域で導入されていましたが、スーパーでの本格的な導入は、消費者の意識改革を促す上で大きな効果が期待されます。
今回の実証実験で得られたデータと消費者の意見を踏まえ、札幌市は今後、指定ごみ袋のばら売りを本格的に導入するかどうか検討していく予定です。環境保護への意識が高まる中、スーパーでの指定ごみ袋のばら売りは、新たな消費行動の選択肢として、今後ますます普及していく可能性があります。
実証実験の概要
- 期間: 2024年2月~3月
- 協力店舗: イオン北海道、コープさっぽろ、アークス(ラルズ、東光ストア)の3社、計180店舗
- 販売袋: 10リットル(20円)、20リットル(40円)
- 販売数: 15万4800枚
期待される効果
- レジ袋利用率の減少
- 二酸化炭素排出量の削減 (年間約40トン)
- 消費者の環境意識向上
札幌市は、今回の実証実験を通じて、地域社会と連携しながら、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に進めていく方針です。