【衝撃ランキング】水道管の老朽化が深刻!都道府県別ワースト3位は神奈川県?浸水被害の教訓から見えてくる対策とは
2025-05-08
文春オンライン
4月30日に京都市中心部を襲った大規模冠水は、多くの人々に衝撃を与えました。住宅街を飲み込む濁流、浸水被害を受けた家屋や自動車…。その原因は、まさかの水道管の破裂でした。
報道によると、地中約1.5mに埋設された水道管に、直径30cm以上の穴が開いていたとのこと。この管はなんと65年前の設置で、法定耐用年数の40年を遥かに超えていました。今回の事故は、日本の水道管の老朽化問題が深刻化していることを浮き彫りにしました。
そこで今回は、国土交通省の調査データに基づき、水道管の老朽化率を調査。47都道府県をランキング形式でご紹介します。ワースト3位の神奈川県をはじめ、老朽化が進んでいる都道府県とは?そして、これらの地域でどのような対策が講じられているのでしょうか?
水道管老朽化率ランキングTOP10 (ワースト順)
- 香川県
- 神奈川県
- 愛知県
- 埼玉県
- 東京都
- 大阪府
- 兵庫県
- 福岡県
- 静岡県
- 長野県
今回のランキングで注目すべきは、神奈川県のワースト3位という結果です。香川県、愛知県に次ぐ老朽化率であり、早急な対策が必要とされています。京都市での事故を教訓に、神奈川県をはじめとする老朽化が進む地域では、水道管の更新や点検の強化が急務です。
老朽化が進む原因と対策
水道管の老朽化が進む主な原因としては、以下の点が挙げられます。
- 地盤沈下や地震などの自然災害による影響
- 塩害や土壌の腐食
- 長年の使用による劣化
これらの原因に対処するため、自治体は様々な対策に取り組んでいます。
- 耐震性の高い水道管への更新
- 定期的な点検と補修
- 漏水検知システムの導入
- 地盤沈下対策との連携
私たちにできること
水道管の老朽化問題は、私たち一人ひとりの生活にも深く関わっています。日頃から節水を心がけ、水道料金を支払うことで、自治体の水道管更新費用を支援することができます。また、水道管の異常に気づいたら、速やかに自治体に連絡することも大切です。
京都市での大規模冠水は、私たちに水道管の老朽化問題の深刻さを改めて認識させました。今こそ、この問題に真剣に向き合い、安全で安定した水の供給を確保するための対策を講じるべきです。