【速報】トヨタ、26年3月期業績予想を下方修正!最終利益35%減に - 円高と米関税の影響
2025-05-08
毎日新聞
トヨタ自動車、26年3月期業績予想を下方修正 - 最終利益が35%減に
トヨタ自動車は8日、2026年3月期の連結決算(国際会計基準)の業績予想を発表し、最終利益が前期比で34.9%減の3兆1000億円に留まると見通しを示しました。自動車販売は底堅く、売上高はわずか1.0%増の48兆5000億円を見込んでいますが、円高の進行と、依然として影響を及ぼすトランプ米政権時代の関税措置が、利益を大きく押し下げる要因となっています。
業績の概要
- 売上高: 48兆5000億円 (前期比1.0%増)
- 最終利益: 3兆1000億円 (前期比34.9%減)
- 営業利益: 3兆8000億円 (前期比20.8%減)
自動車販売が好調な一方で、為替変動の影響を受けやすい自動車業界において、円高は収益を圧迫する大きな要因となります。特に、輸出比率の高いトヨタ自動車にとっては、その影響は避けられません。
米関税の影響と今後の見通し
かつてトランプ米政権が導入した自動車関税は、現在では緩和されているものの、その影響は依然として残っており、業績に重くのしかかっています。今後の世界経済の動向、特に米ドル/円の変動が、トヨタ自動車の収益を左右する重要な要素となるでしょう。
トヨタ自動車は、これらの課題に対応するため、コスト削減や新技術開発に注力していく方針です。電気自動車(EV)の開発や、自動運転技術の進化など、将来を見据えた投資を積極的に行い、持続的な成長を目指しています。
まとめ
今回の業績予想下方修正は、円高と米関税の影響を如実に示したものです。しかし、トヨタ自動車は、これらの課題を克服し、新たな成長戦略を推進することで、再び輝きを取り戻すことができると期待されます。今後の動向から目が離せません。