金融正常化への課題: 3つの大きな壁
2025-04-10

日本経済新聞
日銀の植田和男総裁は就任から3年目を迎え、金融市場を大きく揺さぶる最大のリスクとして米トランプ政権の相互関税を指摘した。10年超続いた大規模緩和を混乱なく解除し金融正常化を進めてきたが、大きな試練を迎えている。植田総裁は2023年4月に就任し、計6回の政策変更に踏み切った。市場から「金利ある世界」に大きな混乱なく移行したと評価されてきた。しかし、国内景気の減速、政治情勢の不確実性、為替動向の変動など3つの大きな壁に直面している。金融正常化を進める上で、これらの課題を乗り越えることが重要となる。金 ...もっと読む