日本生命、三菱UFJ銀行からの内部資料持ち出し問題で金融庁から報告徴求命令 - 不正競争防止法違反の可能性も

2025-07-18
日本生命、三菱UFJ銀行からの内部資料持ち出し問題で金融庁から報告徴求命令 - 不正競争防止法違反の可能性も
日テレNEWS NNN

日本生命、三菱UFJ銀行からの内部資料持ち出し問題で金融庁から報告徴求命令

日本生命は、社員が出向先の三菱UFJ銀行から内部資料を無断で持ち出した問題に関して、金融庁から報告徴求命令を受けたことを18日に発表しました。この問題は、不正競争防止法に抵触する可能性も指摘されており、今後の調査結果が注目されます。

問題の概要

問題は、日本生命の社員が昨年3月に三菱UFJ銀行への出向中に、内部資料を無断で持ち出したというものです。この行為が、競業他社への情報漏洩につながるのではないかという懸念から、金融庁が調査に着手しました。

金融庁からの報告徴求命令の内容

金融庁は、日本生命に対し、以下の内容について8月18日までに報告するよう求めています。

  • 不正競争防止法への抵触の有無に関する調査結果
  • 事実関係の詳細な確認
  • 内部管理体制の状況
  • 再発防止策

金融庁は、今回の報告徴求命令を通じて、日本生命の内部管理体制の強化と再発防止策の徹底を求めています。

日本生命のコメント

日本生命は、今回の報告徴求命令を受けて、「報告徴求命令を受けたことを重く受け止め、実態解明に全力を尽くす」とコメントを発表しました。同社は、問題の早期解決と風評被害の抑制に努めていく方針です。

今後の展望

今回の事件は、企業における内部情報管理の重要性を改めて浮き彫りにしました。日本生命は、今回の報告徴求命令を真摯に受け止め、内部管理体制の見直しや従業員教育の強化などを通じて、再発防止に努める必要があります。また、金融庁は、今回の調査結果を踏まえ、同様の事案の再発防止に向けた指導を強化していくことが期待されます。

この問題の進展と、日本生命がどのような対応を取るのか、今後の動向に注目が集まります。

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