40歳からの健康を守る!医師が推奨する「見過ごしがちな検査」とその重要性

40歳を境に増加する病気を予防するために、今すぐできる健康管理とは?
40代になると、様々な病気が発症しやすくなることが知られています。特に、がんなどの命に関わる病気は、早期発見が非常に重要です。そこで、健康診断において見過ごされがちな検査で、早期発見に繋がる可能性を秘めた「便潜血検査」に注目が集まっています。
医師の松生恒夫先生は、「便潜血検査の結果が陽性だったとしても、がんが見つからない人が圧倒的に多い」と指摘します。しかし、その上で「だからといって精密検査を受けないという結論は避けるべきです。40代になったら必ず受診すべき検査です」と強く推奨しています。
なぜ40歳から健康診断が重要になるのか?
40代は、体の機能が徐々に低下し始める時期です。これまで気にならなかった体調の変化を感じやすくなったり、病気の初期症状が現れたりすることがあります。健康診断は、これらの変化を早期に発見し、適切な対策を講じるための重要な機会となります。
便潜血検査で早期発見を!
便潜血検査は、便に混じった血液を検出する検査です。大腸がんやポリープなどの病気は、初期段階では自覚症状がないことが多いため、便潜血検査で発見できる可能性があります。検査は簡単で、費用も比較的安価です。早期に発見できれば、治療の成功率も高まります。
「安心のための検査」という考え方
精密検査は、必ずしも病気の発見に繋がるとは限りません。しかし、検査を受けることで、病気の有無を客観的に確認し、安心して過ごすことができます。松生先生は、「精密検査は『安心のための検査』だと思って受ける」とアドバイスしています。
健康寿命を延ばすために
健康寿命とは、健康な状態で生活できる期間のことです。健康寿命を延ばすためには、日頃から健康的な生活習慣を心がけることが重要です。バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠を確保し、定期的な健康診断を受けることで、病気を予防し、健康な生活を送りましょう。
この記事は、松生恒夫先生の著書『あなたの腸で長生きできますか?』(三笠書房)の一部を再編集したものです。ぜひ本書も参考に、ご自身の健康管理に役立ててください。