熱中症以上に危険?猛暑で脳梗塞リスク急上昇!90歳まで元気な秘訣|専門家が教える7つの対策
2025-08-06

文春オンライン
猛暑がもたらす脳梗塞の危険性:突然死のリスクを高める血管へのダメージ
今年の猛暑は、私たちの健康に深刻な影響を与えています。特に高齢者にとって、熱中症以上に警戒すべきは脳梗塞です。脳梗塞は、死亡や介護を要するリスクが高く、特に夏場に急増する傾向があります。脳の血管は高温に非常に弱く、血管の収縮や拡張を繰り返すことでダメージを受け、血栓ができやすくなるのです。
脳梗塞のサインを見逃さない!
脳梗塞は発症が突然であることが多く、早期発見・早期治療が非常に重要です。以下の症状に気づいたら、すぐに救急車を呼んでください。
- 片方の手足の麻痺やしびれ:顔のゆがみ、言葉のもつれも伴うことがあります。
- 激しい頭痛:耐え難い頭痛が突然現れる場合もあります。
- 視覚異常:視野が狭くなる、物が二重に見えるなどの症状。
- 意識の低下:意識がぼんやりする、反応が鈍くなるなど。
脳梗塞を予防するための7つの鉄則
脳梗塞を予防するためには、日頃からの生活習慣の見直しが不可欠です。下方教授が緊急提言する、脳梗塞を避けて90歳まで健康長寿を享受するための7つの鉄則をご紹介します。
- 血圧管理の徹底:高血圧は脳梗塞の最大の危険因子です。日々の血圧測定を欠かさず、医師の指示に従って適切な治療を受けましょう。
- 食生活の見直し:塩分を控え、野菜や果物を積極的に摂取するバランスの取れた食事が重要です。特に、カリウムを多く含む食品は血圧を下げる効果が期待できます。
- 適度な運動習慣:ウォーキングや軽いジョギングなど、無理のない範囲で運動を習慣にしましょう。ただし、暑い時間帯の運動は避け、水分補給をしっかり行ってください。
- 禁煙と節酒:喫煙は血管を収縮させ、血栓を作りやすくします。また、過度な飲酒も脳梗塞のリスクを高めます。
- 水分補給の重要性:脱水症状は血液をドロドロにし、血栓を作りやすくします。こまめな水分補給を心がけましょう。
- 睡眠時間の確保:睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、血圧を上昇させることがあります。十分な睡眠時間を確保し、質の高い睡眠を心がけましょう。
- ストレス解消:ストレスは血管を収縮させ、血圧を上昇させます。自分なりのストレス解消法を見つけ、心身ともにリラックスできる時間を作りましょう。
まとめ:猛暑対策と脳梗塞予防を同時に
猛暑は脳梗塞のリスクを高めるだけでなく、熱中症を引き起こす可能性もあります。日々の生活の中で、脳梗塞予防のための対策と熱中症対策を両立させることが、健康長寿への近道です。専門家のアドバイスを参考に、この夏を安全に乗り切りましょう。