歯の健康は心臓の健康にも繋がる? 6月4日「歯の健康デー」に広島大学病院が警鐘!
2025-06-04

日テレNEWS NNN
6月4日は「歯の健康デー」です。皆さんは、歯の健康を日頃から意識していますか?広島大学病院では、歯の健康と心臓の健康が密接に関係していることを指摘し、予防の重要性を訴えています。
歯周病と心臓疾患のリスク
歯周病は、歯を支える組織に炎症が起こる病気です。この炎症が全身に広がり、血管を傷つけることで、心臓疾患のリスクを高めることが研究で明らかになっています。具体的には、心筋梗塞や脳卒中のリスク上昇が指摘されています。
なぜ歯の健康が心臓に影響するのか?
歯周病菌が血管に入り込み、血管壁に炎症を引き起こすことが主な原因と考えられています。また、歯周病によって引き起こされる慢性的な炎症が、血液を凝固しやすくし、血栓の原因となることもあります。
広島大学病院からのメッセージ
広島大学病院では、「歯の健康は全身の健康に繋がる」というメッセージを強調しています。日頃からの丁寧な歯磨きや、定期的な歯科検診を受けることが、心臓疾患のリスクを下げるだけでなく、全身の健康維持にも繋がります。
具体的な予防策
- 毎日の丁寧な歯磨き: 歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシも活用し、歯と歯の間や歯周ポケットの汚れをしっかり落としましょう。
- 定期的な歯科検診: 歯科医院で定期的に検診を受け、歯石の除去や歯周病の早期発見・治療を行いましょう。
- バランスの取れた食生活: 砂糖の摂りすぎは歯の健康を害する原因となります。野菜や果物、魚などを積極的に摂取し、バランスの取れた食生活を心がけましょう。
- 禁煙: 喫煙は歯周病を悪化させるだけでなく、心臓疾患のリスクを高めます。禁煙を心がけましょう。
「古古古米」の話題も
番組では、コメの価格高騰という話題も取り上げられました。店頭に並んだ「古古古米」を見て、購入するかどうかを視聴者に問いかけました。食料価格の高騰は、家計への負担を増大させています。歯の健康だけでなく、食生活全般にも気を配り、健康的な生活を送りましょう。
この歯の健康デーを機に、ご自身の歯の健康を見直してみてはいかがでしょうか。そして、心臓の健康のためにも、今日からできる予防策を実践しましょう。