技能実習生と歯の健康:歯科受診状況と意識調査の結果から見えてくる課題と対策
2025-05-12

ニューズウィーク日本版
株式会社ハミエル(本社:千葉県千葉市、代表取締役:安藤 盛登)は、ティー・オー・エス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:高山 善文※)と協力し、外国人技能実習生を対象としたアンケート調査を実施しました。この調査は、技能実習生の歯科受診状況や口腔内の健康意識を把握し、日本での生活における歯と口の健康管理の現状を明らかにすることを目的としています。
調査結果からは、多くの技能実習生が歯科受診の必要性を認識しているものの、言語の壁、経済的な負担、日本の歯科医療システムへの不慣れなど、様々な理由から歯科医院を受診する際に困難を感じていることが明らかになりました。特に、日本での在留期間が長くなるにつれて、歯科受診を控える傾向があることも判明し、今後の対策の重要性が浮き彫りになっています。
調査結果のポイント
- 歯科受診率の低さ: 多くの技能実習生が、定期的な歯科検診を受けていない。
- 受診を妨げる要因: 言葉の壁、経済的な負担、日本の医療システムへの理解不足などが挙げられる。
- 在留期間と受診率の関係: 日本での在留期間が長くなるほど、歯科受診を控える傾向がある。
- 口腔内の健康意識: 歯と口の健康の重要性は理解しているものの、具体的なケア方法や予防策に関する知識が不足している。
株式会社ハミエルが取り組む対策
株式会社ハミエルは、今回の調査結果を踏まえ、技能実習生が安心して歯科医療を受けられるよう、以下の対策に取り組んでいきます。
- 多言語対応の歯科医療情報の提供: 技能実習生向けの歯科医療情報(予防方法、受診方法、費用など)を多言語で提供します。
- 通訳サービスの導入: 歯科医院での通訳サービスを導入し、言語の壁を解消します。
- 経済的な支援: 歯科検診費用の補助や、低価格で利用できる歯科医療機関の紹介など、経済的な支援を行います。
- 歯科医療セミナーの開催: 技能実習生向けに、歯と口の健康に関するセミナーを開催し、予防知識の普及を図ります。
今後も株式会社ハミエルは、ティー・オー・エス株式会社との連携を強化し、技能実習生の歯と口の健康を守るための活動を積極的に推進してまいります。技能実習生が安心して日本で生活できるよう、より一層のサポート体制を構築して参ります。
※ 高山 善文氏:ティー・オー・エス株式会社 代表取締役