健康診断は万能ではない!A判定でも見落としがちな病気と、早期発見の重要性

2025-06-10
健康診断は万能ではない!A判定でも見落としがちな病気と、早期発見の重要性
All About(オールアバウト)

健康診断を過信してはいけない? A判定でも見落としは起こり得る!

「健康診断でA判定だから大丈夫だろう」と安心していませんか? 残念ながら、健康診断は万能ではありません。結果がA判定であっても、深刻な病気が潜んでいるケースは少なくありません。医師として、救急現場から個人病院まで様々な場所で医療に携わってきた経験から、健康診断で「見落とされた病気」に直面することは、決して珍しくありません。

A判定でも見落としが起こる理由

健康診断は、病気をスクリーニングするためのものです。つまり、病気の可能性が高い人を特定し、精密検査につなげるためのものです。しかし、健康診断では、全ての病気を発見できるわけではありません。特に、初期段階の病気や、症状が現れにくい病気は、見落とされてしまう可能性があります。

例えば、がんの場合、初期には自覚症状がほとんどありません。健康診断で発見されたとしても、すでに進行しているケースもあります。また、健康診断では、検査項目が限られているため、全ての種類のがんを発見できるわけではありません。

ステージ4のがん発見事例:健康診断の限界

実際に、ある40代の男性は、定期的に人間ドックを受けていたにも関わらず、がんが発見された時にはすでにステージ4という進行状態でした。「毎年人間ドックを受けていたのに…」と驚かれる方もいるかもしれません。しかし、これは健康診断の限界を示す一つの事例と言えるでしょう。

健康診断の結果を鵜呑みにしないために

健康診断の結果は、あくまでも参考程度にとどめ、自己判断は禁物です。もし、少しでも気になることがあれば、専門医に相談し、精密検査を受けることをお勧めします。

早期発見のためにできること

  • 定期的な健康診断の受診
  • 自覚症状に気づいたら、早めに医療機関を受診する
  • 生活習慣を見直し、健康的な生活を送る
  • 家族に病歴がないか確認し、リスクを把握する

まとめ:健康管理は自己責任

健康診断は、病気の早期発見に役立つ有効な手段ですが、過信は禁物です。日頃から自身の体調に気を配り、気になることがあれば早めに専門医に相談することが重要です。健康管理は、最終的には自己責任であることを忘れないでください。

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