マイナ保険証利用の負担軽減へ!広島県民の皆さまへ資格確認書の交付を - 保険医協会が県に要望
2025-06-04

日テレNEWS NNN
マイナ保険証導入後、医療機関の負担増が顕在化!? 広島県保険医協会が資格確認書の全加入者への交付を県に要望
マイナ保険証の利用における様々な課題が浮上する中、広島県内の医療機関では窓口業務の負担が増加しています。 医師などで構成される広島県保険医協会は、この状況を受けて、県に対し国民健康保険の加入者全員に「資格確認書」を交付するよう要望しました。
マイナ保険証導入後の現状:県内医療機関の6割以上が負担増を実感
昨年12月に運用が開始されたマイナ保険証。しかし、その利用には様々なトラブルが発生しており、県内の医療機関の約6割が窓口業務における負担の増加を感じていると調査で明らかになりました。 特に、マイナ保険証の読み取りエラーや、利用者の手続きに関する問い合わせ対応などに多くの時間を費やしている状況です。
75歳以上への交付は決定済み、全加入者への拡大を要望
国はすでに、75歳以上の高齢者に対しては、従来の健康保険証と同様に利用できる「資格確認書」を交付する方針を決定しています。 しかし、国民健康保険の加入者全員に資格確認書を交付することで、より多くの人が安心して医療を受けられる環境を整備する必要があると考えられています。
保険医協会の要望:医療機関の負担軽減と患者さんの利便性向上
広島県保険医協会は、資格確認書の全加入者への交付によって、以下の効果が期待できると主張しています。
- 医療機関における窓口業務の負担軽減
- マイナ保険証の利用に抵抗を感じる患者さんの不安解消
- 医療機関と患者さんのコミュニケーション円滑化
- より質の高い医療サービスの提供
今後の展望:県と医療機関の連携による解決策模索
今回の要望を受け、広島県は医療機関からの意見を踏まえ、マイナ保険証の利用促進と医療機関の負担軽減の両立を目指した解決策を模索していく方針です。 今後、県と医療機関が緊密に連携し、より良い医療体制の構築を目指していくことが期待されます。
マイナ保険証の普及は、医療のデジタル化を推進する上で重要な取り組みですが、その導入には様々な課題も存在します。 今後、これらの課題を克服し、より多くの人々が恩恵を受けられるようなシステムへと進化していくことが望まれます。