【医師が語る】60年超の調査で判明!病気知らずで長生きする人の驚くべき習慣
2025-05-09

ダイヤモンド・オンライン
一生病気にならずに長生きする人の秘密とは?
「一生、病気にならずに生きた人々の共通点とは何か?」 1963年に始まった「CIRCS研究」は、日本人の健康に関する普遍的な法則を見つけ出すために、1万人の被験者を60年間継続的に追跡調査した、非常に貴重な研究です。この研究は、日本人の健康を地域比較で徹底的に調査した世界最長の統計研究であり、その信頼性は抜群です。
医療×統計の融合が生み出した驚きの知見
CIRCS研究では、医療と統計学の技術を駆使し、「将来、病気になって早死にする可能性が高い人の習慣」と「生涯、健康的に長生きする人の習慣」を、長期間にわたる定点観測によって詳細に分析しました。 その結果、健康寿命を延ばすための具体的なヒントが明らかになったのです。
研究から明らかになった、健康長寿の鍵
この研究で明らかになった最も重要な点は、単に運動をする、バランスの取れた食事をする、といった一般的な健康法だけではなく、生活習慣の中に潜む些細な要素が、その後の健康状態を大きく左右するということです。 具体的には、以下のような習慣が挙げられます。
- 地域社会との繋がりを大切にする:積極的に地域活動に参加し、友人や家族との交流を深めることが、精神的な健康を保ち、ストレスを軽減する効果があることが示唆されました。
- 規則正しい生活リズム:毎日同じ時間に寝起きし、食事を摂ることで、体内時計が整い、健康維持に繋がるという結果が出ています。
- 適度な運動習慣:激しい運動ではなく、ウォーキングや軽い家事など、無理なく続けられる運動を取り入れることが重要です。
- バランスの取れた食生活:特定の食品に偏らず、様々な食材をバランス良く摂取することが、必要な栄養素を補給し、健康を維持するために不可欠です。
- 禁煙、節酒:喫煙や過度な飲酒は、様々な病気の原因となるため、控えることが重要です。
日本人の健康を考える上で欠かせない研究
CIRCS研究は、日本人の健康を地域比較で徹底的に調査した世界最長の統計研究であり、その結果は、今後の健康政策や医療の発展に大きく貢献することが期待されます。この研究から得られた知見を参考に、日々の生活習慣を見直し、健康長寿を目指しましょう。