【20代からのマイホーム考】住まい選びの新トレンド!地域と“ゆるく繋がる”暮らしで、ずっと満たされる幸せを見つけよう
2025-03-10

日本経済新聞
不動産コンサルタントの田中歩氏が、20代から始めるマイホーム選びのヒントをお届けする「20代からのマイホーム考」。今回は、住まい探しにおける最新トレンド「地域とゆるく関わる」という視点に焦点を当て、新しい生き方を見つけるためのポイントを解説します。
春の暖かさを感じる日が増え、新生活を機に住まい探しを始める方も多いのではないでしょうか。従来の「利便性」「広さ」「設備」といった要素に加え、現代の私たちは「住む場所」から得られるコミュニティや、地域との繋がりを重視する傾向にあります。
なぜ「地域との繋がり」が重要なのか?
マイホームは、単なる住居以上の価値を持つ存在です。家族の成長を見守る場所であり、思い出を育む大切な空間。そして、地域との繋がりを通じて、生活の質を高めることができるのです。
「地域とゆるく関わる」とは、必ずしも地域活動に積極的に参加することを意味しません。近所の人と挨拶を交わす、地域のイベントに顔を出す、地元の商店を利用するなど、気軽にできることから始めるのがおすすめです。
「ゆるい繋がり」がもたらすメリット
- 安心感の向上:困った時に助け合える、顔見知りが多いという安心感は、精神的な安定に繋がります。
- 新しい発見:地域のイベントやお店を通じて、新しい趣味や出会いを見つけることができます。
- 生活の充実:地元の食材を使った料理を楽しんだり、地域の文化に触れたりすることで、生活がより豊かになります。
- 資産価値の向上:活気のある地域は、不動産の価値も高まりやすい傾向にあります。
具体的な探し方:地域との繋がりを意識した住まい選び
住まいを探す際には、以下の点を意識してみましょう。
- 駅周辺だけでなく、少し離れたエリアも検討する:駅周辺は利便性が高い一方で、家賃も高くなる傾向があります。少し離れたエリアであれば、より落ち着いた環境で、地域との繋がりを深めることができます。
- 地域のイベント情報をチェックする:地域のイベント情報をチェックし、どんな雰囲気の地域なのかを把握しましょう。
- 実際に街を歩いてみる:街の雰囲気や、人々の様子を肌で感じてみましょう。
- 不動産業者に相談する:地域に詳しい不動産業者に、住みたいエリアの特徴や、おすすめの物件を紹介してもらいましょう。
まとめ:地域と繋がり、自分らしい暮らしを見つけよう
マイホーム選びは、一生に一度の大きな買い物です。住まいの場所は、あなたの生活の質を大きく左右します。地域と“ゆるく繋がる”という新しい視点を取り入れ、自分らしい暮らしを見つけてみてください。
田中歩氏:不動産コンサルタント。20代からのマイホーム購入を支援し、ライフスタイルに合わせた住まい選びを提案。