GS界のレジェンド、ゴールデン・カップス エディ藩さん逝去…「長い髪の少女」が輝かせた青春時代
2025-05-10
読売新聞
日本のGS(グループ・サウンズ)シーンを代表するバンド、ゴールデン・カップスのギタリスト兼歌手、エディ藩(本名:潘廣源)さんが、感染性心内膜炎のため10日に逝去されました。享年77歳。葬儀は近親者にて執り行われます。
ゴールデン・カップスは1967年に横浜市で結成され、デビュー当初からその音楽性とパフォーマンスで注目を集めました。そして1968年、「長い髪の少女」が爆発的なヒットを記録。GSブームの最前線を走り、数多くの若者たちの心を掴みました。この曲は、エディ藩さんの作曲・作詞によるもので、その甘く切ないメロディと歌詞は、今もなお多くの人々に愛されています。
「長い髪の少女」は、当時の若者たちの恋愛や青春の葛藤を象徴する楽曲として、社会現象を巻き起こしました。エディ藩さんのギタープレイは、バンドのサウンドを特徴づける重要な要素であり、そのテクニカルな演奏は多くのギタリストに影響を与えました。ステージ上でのエディ藩さんのカリスマ性も、ゴールデン・カップスの人気を支える大きな要因でした。
バンド解散後、エディ藩さんはソロ歌手として活動を続け、「横浜ホンキートンク」などのヒット曲をリリース。独自の音楽性を追求し、幅広いファンを獲得しました。その歌声は、力強く、情感豊かで、聴く人の心を揺さぶりました。
エディ藩さんの逝去は、GS界のみならず、日本の音楽シーンに大きな損失です。しかし、彼が残した音楽とパフォーマンスは、時代を超えて多くの人々の心に生き続けるでしょう。ゴールデン・カップスが創り出した青春時代の輝きは、決して色褪せることはありません。
エディ藩さんの音楽を聴いて、あの頃の青春時代を思い出してみてはいかがでしょうか?