72歳女性、自身も詐欺被害で5000万円失った過去!今度は詐欺グループに加担…被害者になりすまし悪質な手口
2025-05-16
読売新聞
72歳女性が詐欺グループに加担し逮捕!自身も過去に5000万円被害
福岡県警は、ニセ電話詐欺で高齢女性から1200万円を騙し取った容疑で、住所不定、無職の女性(72歳)を逮捕しました。驚くべきことに、この女性自身も3月には約5000万円相当の詐欺被害に遭っていたのです。
過去の被害経験を悪用?詐欺グループとの関わり
逮捕は12日付。警察の発表によると、この女性は4月、ある人物と共謀し、福岡市東区の85歳の女性宅に電話。「犯罪に加担した可能性がある」と嘘を言い、「入金しないと無実が証明できない」と脅迫。25日までに1200万円を騙し取った疑いが持たれています。
被害者になりすます巧妙な手口
自身も過去に多額の詐欺被害に遭っていた女性が、なぜ詐欺グループに加担してしまったのでしょうか? 警察の捜査によると、彼女は詐欺グループにおいて、以前詐欺被害に遭った経験を活かし、被害者になりすまして高齢者を騙していたとみられています。自身の経験を悪用し、より巧妙な手口で他人を欺いたのです。
高齢者を狙う悪質な詐欺の手口
今回の事件は、高齢者を狙うニセ電話詐欺の手口の巧妙さを改めて浮き彫りにしました。「犯罪に加担した可能性がある」「入金しないと無実が証明できない」といった言葉で高齢者を脅し、冷静な判断力を奪ってしまう手口は、非常に悪質です。
再発防止のために
今回の事件を教訓に、高齢者だけでなく、全ての人々が詐欺の手口について正しい知識を持ち、注意を払う必要があります。警察や消費生活センターなどの相談窓口を積極的に活用し、不審な電話や訪問には冷静に対応することが重要です。
事件概要
- 容疑: 詐欺
- 被疑者: 72歳、住所不定、無職の女性
- 被害者: 85歳の女性
- 被害額: 約1200万円
- 発生場所: 福岡市東区
福岡県警は、今後も今回の事件の真相解明に向けて捜査を進めていく予定です。