橋幸夫さん、認知症公表の苦悩…「分からなくなっちゃう」事務所社長が涙ながら語る
2025-05-20
産経新聞
歌手で俳優の橋幸夫さん(82歳)が、中等度のアルツハイマー型認知症であることを公表しました。長年、橋さんを支えてきた「夢グループ」の石田重廣社長が20日の記者会見で、その苦闘を涙ながらに語りました。
進行する病状と橋さんの言葉
石田社長によると、橋さんは最近、周囲に「俺、分かんなくなっちゃうんだ」「みんなに迷惑かけているのかな」といった言葉を繰り返し、苦しみを訴えていたとのこと。時には引退の言葉も口にしたそうです。しかし、橋さんが長年歌い続けてきたこと、そして歌うことへの強い思いを尊重し、医師の助言も得ながら、事務所と家族は橋さんの活動をサポートしていく方針を決定しました。
事務所社長からのメッセージ
石田社長は記者会見で、「橋さんの苦しみは計り知れません。しかし、歌うことが生きがいであり、ファンとの繋がりを大切にされているので、できる限り活動を続けさせて頂きたいと考えています」と語りました。また、「橋さんの状態を理解し、無理のない範囲で、皆さんに歌声を届けられるよう努めてまいります」と、今後の活動に対する意気込みを表明しました。
ファンからの応援
橋さんの公表を受け、多くのファンから温かいメッセージが寄せられています。「無理なさらず、ゆっくりと活動を続けてください」「いつまでも応援しています」といった声がSNS上で溢れ、橋さんを支える力となっています。事務所も、橋さんの状態を常に把握し、ファンの方々にご理解を求めながら、活動を続けていく方針です。
今後の活動について
今後の橋さんの活動については、現時点では具体的なスケジュールは未定です。しかし、石田社長は「橋さんの状態を見ながら、少しずつ、皆さんに歌声を届けられる機会を作っていきたい」と語っています。橋さんが長く歌い続けられるよう、関係者一同、全力でサポートしていきます。