都内の公園でセミの幼虫乱獲!採取禁止の張り紙に中国語表記も…食害目的か?
都内の公園で、セミの幼虫が乱獲される事案が多発し、公園管理者は「採取禁止」の張り紙を掲示しました。特に、深夜に外国人が採取しているという目撃情報が寄せられており、張り紙には中国語も併記されています。過去には食用目的での採集を禁止した自治体も存在し、今回の状況を重く見ています。
猿江恩賜公園での状況
東京都江東区にある猿江恩賜公園では、大正13年に昭和天皇のご成婚を記念して開設されました。近年、公園内のセミの幼虫が大量に採取されているのが確認されており、公園管理者は対策を講じる必要に迫られました。
「採取禁止」の張り紙には、日本語だけでなく、中国語も記載されています。これは、深夜に外国人が採取しているという目撃情報が複数寄せられているためです。公園管理者は、「目的は不明だが、夜間巡回中に大量採集を確認したこともある」と説明しています。
過去の事例と食害目的の疑い
過去には、食用目的でセミの幼虫の採集を禁止した自治体も存在します。中国など一部の地域では、セミの幼虫が珍重されており、高価で取引されることがあります。今回の乱獲も、食害目的である可能性が指摘されています。
公園管理者の懸念
公園管理者は、「公園内の生態系に悪影響を及ぼす可能性があるため、絶対に採取しないでください」と強く呼びかけています。セミの幼虫は、公園の生態系にとって重要な役割を担っており、乱獲によって生態系のバランスが崩れる恐れがあります。
今後の対策
公園管理者は、夜間巡回を強化するとともに、監視カメラの設置も検討しています。また、公園利用者に対して、セミの幼虫の採取禁止を呼びかけるとともに、生態系の重要性を啓発する活動も行う予定です。
都内の公園で発生しているセミの幼虫の乱獲問題は、生態系への影響だけでなく、公園の安全にも関わる問題です。公園管理者の取り組みに期待するとともに、公園利用者一人ひとりがルールを守り、自然環境を保護することが重要です。