記録的豪雨でスーパーマーケットに浸水!冷蔵庫が浮く店内から緊迫の救助劇 – 防災士が語る現場の状況
2025-08-11
毎日新聞
記録的な大雨に見舞われた熊本県玉名市で、スーパーマーケットが浸水し、冷蔵庫や段ボール箱が水面に浮かぶ異様な光景が広がりました。毎日新聞の取材に応じた防災士の男性(42歳)は、緊迫した救助活動の様子を語り、その時の状況を振り返ります。
線状降水帯が次々と発生し、熊本県玉名市では記録的な大雨となりました。被害状況を確認するため、一般社団法人「山岳災害レスキュー連合会7DAYS」の一員として、自宅がある長崎市から熊本県へと駆けつけた男性は、自宅近くのスーパーマーケットが浸水していることを確認しました。
「店内には、冷蔵庫や段ボール箱が水に浮いており、水かさはみるみる増していきました。まるで巨大なプールのような状態でした。」男性は当時を振り返ります。「水位はさらに上昇し、状況は刻一刻と悪化していました。」
救助活動は、危険な状況の中、迅速に進められました。男性は防災士としての知識と経験を活かし、安全な救助ルートの確保や、被災者の誘導に尽力しました。「何よりもまず、人命救助が第一です。冷静に状況を判断し、迅速に行動することが重要だと考えていました。」
今回の経験を通して、男性は改めて防災意識の重要性を感じています。「今回の災害は、気候変動の影響も考えられます。日頃から防災訓練に参加し、避難場所や非常用持ち出し袋の準備など、自分自身でできることから始めることが大切です。」
今回の救助活動は、熊本県における大雨被害の深刻さを浮き彫りにしました。しかし、防災士をはじめとする多くの人々の尽力により、人命救助に繋がった今回の出来事は、防災意識の向上と、地域社会の強靭化に向けた大きな教訓となるでしょう。
今後の防災対策として
- ハザードマップの確認と避難場所の把握
- 非常用持ち出し袋の準備(水、食料、懐中電灯、ラジオなど)
- 気象情報のこまめなチェック
- 地域の防災訓練への積極的な参加
これらの対策をしっかりと行い、万が一の災害に備えましょう。