ロシア軍、スジャ包囲網を締め上げるか? 米衛星通信利用不能も…ウクライナ軍、壊滅的打撃の危機

2025-03-08
ロシア軍、スジャ包囲網を締め上げるか? 米衛星通信利用不能も…ウクライナ軍、壊滅的打撃の危機
朝日新聞

ロシア国防省は8日、ウクライナ軍が越境攻撃で占拠したクルスク州スジャ北方の3集落を奪還したと発表しました。この発表を受けて、ロシア独立系メディアは、ロシア軍がスジャに駐留する約2千人のウクライナ兵士を包囲しており、その壊滅が近いとの見方を伝えています。

奪還されたのは、スジャからおよそ10キロ北に位置するビクトロフカ村を含む3つの集落です。この地域における戦況は、ロシア軍が優勢を保ち、ウクライナ軍への圧力を強めている状況です。

しかし、この紛争において、ロシア軍が直面している新たな課題も浮上しています。報道によれば、ロシア軍は米国の衛星通信を利用できなくなっているとのことです。これは、ロシア軍の通信能力に大きな影響を与え、作戦遂行に支障をきたす可能性があります。

関係筋によると、ウクライナ軍の越境攻撃は事前通知なしに行われ、米国の高官もその迅速さに驚きを隠せない状況です。このような状況下で、ロシア軍はウクライナ軍の包囲網をさらに締め付け、その抵抗を封じ込めようとしています。

スジャの戦況は、ウクライナ軍にとって大きな試練となっています。ロシア軍による包囲網は、ウクライナ兵士の補給路を断ち、離脱を困難にしています。もしロシア軍がスジャを奪還した場合、ウクライナ軍は深刻な打撃を受け、今後の戦況にも大きな影響を与えるでしょう。

今後の展開としては、ロシア軍がスジャの奪還を成功させるか、ウクライナ軍が反撃に転じるかが注目されます。また、米国の衛星通信利用不能という問題が、ロシア軍の作戦にどのような影響を与えるかにも要注目です。

この紛争の行方は、両国の勢力図だけでなく、国際社会全体にも大きな影響を与える可能性があります。今後の動向を注視していく必要があります。

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