アレフ、資産隠蔽の疑いか? 7億円未報告で公安庁が調査 - 被害者救済への影響も

2025-03-08
アレフ、資産隠蔽の疑いか? 7億円未報告で公安庁が調査 - 被害者救済への影響も
読売新聞

オウム真理教後継団体アレフ、資産隠蔽の疑い浮上 - 7億円未報告で公安庁が徹底調査

オウム真理教の後継団体である主流派「アレフ」が、資産を隠蔽するために関連法人への資産移転を行っていた疑いが浮上しました。公安調査庁の調査書によると、出家信者らが代表や責任者の関連法人に資金を貸し付けたり、賃料を支払ったりするなど、巧妙な手口で資産を移転させていた模様です。

7億円の資産が未報告に

公安調査庁は、これらの関連法人の資産を含めて約7億円が国に報告されていないと推計しています。これは、アレフが事件被害者からの賠償を求める差し押さえを免れるために、「資産隠し」を試みていたのではないかという見方です。

立ち入り検査で明らかになった事実

今回の疑惑は、公安調査庁がアレフに対して行った立ち入り検査によって明らかになりました。調査書には、アレフの資金の流れや関連法人の実態に関する詳細な情報が記録されており、その内容は衝撃的です。

事件被害者への影響と今後の見通し

アレフによる資産隠蔽は、事件被害者への補償に大きな影響を与える可能性があります。被害者側は、長年にわたりアレフに対して賠償を求めていますが、資産が隠されている現状では、十分な補償を受けることが困難です。

公安調査庁は、今後もアレフの資産状況を詳細に調査し、隠された資産の特定と回収に全力を尽くす方針です。また、事件被害者への適切な補償を実現するために、関係機関と連携して対応を進めていく予定です。

専門家は「組織的な隠蔽工作」と指摘

今回の件について、弁護士などの専門家は「アレフによる資産隠蔽は、組織的な計画に基づいた隠蔽工作である可能性が高い」と指摘しています。今後、アレフ関係者の関与や資金の流れについて、さらなる調査が必要となるでしょう。

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