冷静と情熱の境地:将棋棋士と高校野球選手に共通するアスリートの魂
2025-06-18

スポーツ報知
スポーツ報知・記者コラム「両国発」では、将棋担当の記者が半年間取材を通して感じた、棋士たちの冷静さと、高校野球選手たちの情熱との共通点を探ります。
将棋の世界は、一局ごとに緻密な戦略と長時間の研究が求められる、知のスポーツです。特に、女流棋界最多63期という輝かしい記録を持つ福間香奈女流六冠は、その冷静さの象徴と言えるでしょう。
記者が昨年夏に高校野球を取材した際、目に焼き付いたのは、全力で練習に励み、勝利を手ににした球児たちの、爆発するような喜びでした。勝利への渇望と、それを達成するための努力。その姿は、まるで将棋棋士たちのようでした。
将棋棋士たちは、一局一局に真剣に取り組み、勝利を目指して長時間をかけて研究を重ねます。まるでアスリートのように、勝利のために全てを捧げる姿は、高校野球の球児たちと共通するものがあるのではないでしょうか。
冷静な判断力と、勝利への情熱。それは、将棋棋士と高校野球選手という、一見異なる世界に生きるアスリートたちを結びつける、普遍的な魂なのではないかと考えさせられます。
今回のコラムでは、将棋と高校野球という異なるスポーツを通して、アスリートたちの真剣な眼差しと、勝利への情熱を深く掘り下げていきます。彼らの姿は、私たちに勇気と感動を与えてくれるでしょう。