【驚きのアイデア】ホンダが手がけた「2人乗りMRスポーツカー」プロジェクト2&4!その魅力と開発秘話

2025-07-22
【驚きのアイデア】ホンダが手がけた「2人乗りMRスポーツカー」プロジェクト2&4!その魅力と開発秘話
くるまのニュース

2015年の東京モーターショーで世界を驚かせたホンダの「Honda Project 2&4 powered by RC213V」。これは、2名乗車を前提とした、革新的なMR(ミッドシップ・エンジン)スポーツカーのコンセプトモデルです。その発表から年月が経ちますが、今なお多くの人々を魅了し続けています。

プロジェクト2&4とは?そのコンセプトと特徴

このプロジェクト名の「2&4」には、それぞれ深い意味が込められています。「2」は、2名乗車を意味し、「4」は、4つのタイヤを持つことを指します。つまり、単なるスポーツカーではなく、人と人との「つながり」を重視した、新しいモビリティの形を提示する試みだったのです。

特徴的なのは、そのデザインです。まるでモトGPのレーシングバイク「RC213V」を陸上に落とし込んだかのような、流麗かつアグレッシブなスタイリング。特に、ドライバーの視界を遮らないように工夫されたキャビン周りは、一体感とドライビングの楽しさを追求した結果と言えるでしょう。

RC213Vの技術を応用したエンジン

プロジェクト2&4のもう一つの注目点は、そのエンジンです。ホンダが培ってきたモータースポーツ技術の結晶である、1.0Lターボエンジンをベースに開発されました。このエンジンは、RC213Vで使用されている技術を応用し、高い出力性能と優れた燃費性能を両立しています。

また、軽量化されたボディと相まって、驚くべき加速力を実現。ドライバーは、まるでバイクのような感覚で、路面と一体となるドライビングを体験できるでしょう。

なぜ実車化されなかったのか?

しかし、この革新的なコンセプトカーは、残念ながら実車化には至りませんでした。その理由としては、法規制や安全基準への適合、そしてコストなどが挙げられます。2名乗車という特殊な設定は、既存の自動車の安全基準を満たすのが難しく、開発コストも高騰する可能性がありました。

プロジェクト2&4が残した功績

実車化はされなかったものの、プロジェクト2&4は、ホンダの技術力と創造性を世界に示したという点で大きな功績を残しました。このプロジェクトを通じて得られた技術やノウハウは、その後のホンダのスポーツカー開発に活かされ、現在販売されているモデルにもその影響を見ることができます。

未来へのヒント

人と人とのつながりを重視し、新しいモビリティの形を追求したプロジェクト2&4。その革新的なアイデアは、現代の自動運転技術やシェアリングエコノミーといった潮流とも合致しており、未来のモビリティのあり方を示唆していると言えるでしょう。

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