見過ごしがちな「応援する側」の熱中症リスク!夏のスポーツ観戦で注意すべきこと
2025-07-18

朝日新聞デジタル
日本の夏、熱中症による死亡者数は年々増加の一途をたどっています。特に、近年では年間1千人を超える人が熱中症で命を落としており、その深刻さは計り知れません。2025年6月には、国が職場での熱中症対策を罰則付きで義務化する予定であり、企業だけでなく、私たち一人ひとりの熱中症対策が不可欠となっています。
熱中症対策といえば、アスリートや屋外作業員をイメージするかもしれません。しかし、実は、スポーツ観戦など、応援する側も熱中症のリスクにさらされています。特に、夏の炎天下での観戦は、体感温度が非常に高くなり、熱中症になりやすい環境です。
なぜ応援する側が熱中症になりやすいのか?
応援に熱中していると、喉の渇きを感じにくく、水分補給がおろそかになりがちです。また、日焼け止めを塗らずに長時間日光にさらされたり、帽子をかぶらずに観戦したりすることも、熱中症のリスクを高めます。さらに、周りの熱気や興奮によって、体内の水分が失われやすくなることも、要因の一つです。
スポーツ観戦で熱中症予防のためにできること
- こまめな水分補給:喉が渇く前に、こまめに水分を補給しましょう。スポーツドリンクや経口補水液なども効果的です。
- 日焼け対策:日焼け止めを塗ったり、帽子や日傘を使用したりして、直射日光を避けましょう。
- 休憩を取る:こまめに日陰で休憩を取り、体を冷やしましょう。
- 服装に注意:通気性の良い、吸湿性の高い服装を選びましょう。
- 体調管理:体調が悪い場合は、無理に観戦しないようにしましょう。
熱中症のサインを見逃さない!
熱中症の初期症状には、めまい、立ちくらみ、頭痛、吐き気、倦怠感などがあります。これらの症状が現れた場合は、すぐに涼しい場所に移動し、水分補給を行いましょう。症状が改善しない場合は、医療機関を受診してください。
熱中症は、適切な対策を講じることで予防できます。今年の夏は、アスリートだけでなく、応援する側も熱中症対策を徹底し、安全にスポーツ観戦を楽しみましょう!
最新ニュース:熱中症対策に関する最新情報をチェックし、常に最新の知識を身につけておきましょう。