ライブエンタメ市場、ついに過去最高益更新!コロナ禍からの驚異的な復活と音楽の未来

2025-05-16
ライブエンタメ市場、ついに過去最高益更新!コロナ禍からの驚異的な復活と音楽の未来
毎日新聞デジタル

ライブミュージック市場、驚異的な復活を遂げる!

新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けたライブエンターテインメント市場が、ついに過去最高益を更新する見通しとなりました。ぴあ総研の発表によると、2025年には7200億円規模の市場規模に達すると予測されており、これは過去最高の数字です。

コロナ禍での損失は計1兆円規模

しかし、その復活の裏には、コロナ禍期間(2020年~2022年)の累積損失が1兆円規模に達するという厳しい現実がありました。音楽や舞台演劇といったライブエンターテインメントは、感染拡大防止のためイベントの中止や延期が相次ぎ、大きな経済的損失を被りました。

CD売上の減少とライブ市場の重要性

21世紀に入り、CDの売り上げは減少傾向にあり、音楽業界は新たな収益源を模索してきました。その中で、ライブエンターテインメントはアーティストにとって重要な収入源としての地位を確立しています。ファンとの直接的な交流を通じて、より深い繋がりを築き、新たなファンを獲得する機会としても機能しています。

ライブ市場復活の要因

ライブ市場の復活には、いくつかの要因が考えられます。まず、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、イベント開催が再開されたことが挙げられます。また、長期間にわたる外出自粛で、人々はライブエンターテインメントへの欲求を強く抱いており、イベントへの参加意欲が高まっています。さらに、アーティスト側も、オンラインでの活動に加えて、ライブパフォーマンスの重要性を再認識し、質の高いライブを提供しようと努めています。

音楽の未来とライブエンターテインメント

ライブエンターテインメント市場の復活は、音楽業界にとって明るい兆しです。今後は、オンラインとオフラインの融合、新たなテクノロジーの活用、多様なジャンルの音楽体験の提供など、様々な試みが生まれてくるでしょう。アーティストとファンとの繋がりをより深め、音楽の未来を切り開く鍵となるのは、ライブエンターテインメントの進化です。

南田勝也氏の『ライブミュージックの社会学』

こうした状況を深く理解するためには、南田勝也氏の編著『ライブミュージックの社会学』(青弓社・3300円)が参考になるでしょう。ライブミュージックの社会現象を多角的に分析し、音楽業界の現状と未来を考察しています。

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