SNS投資詐欺、宮城県で上半期に6億円超の被害!警察と金融機関が連携強化で早期発見に
2025-07-22

日テレNEWS NNN
SNS投資詐欺が宮城県で急増、上半期被害額6億円超え!警察と金融機関が連携し、早期発見・対策を強化
宮城県では、SNSを悪用した投資詐欺やロマンス詐欺が深刻な状況です。2025年上半期には、すでに6億円を超える被害が発生しており、県民の財産を脅かしています。このような事態を受け、宮城県警察は県内の18金融機関と連携協定を締結し、詐欺の早期発見と被害防止に全力を挙げて取り組んでいます。
SNS投資詐欺とは?手口と特徴
SNS投資詐欺は、主にFacebookやInstagram、LINEなどのSNSを通じて行われる詐欺の手口です。犯人は、あたかも信頼できる投資家や専門家を装い、高利回りを謳う投資話を持ちかけます。甘い言葉や巧みな話術で利用者の警戒心を解き、安易に投資させて、お金を持ち逃げします。
特徴としては、以下のような点が挙げられます。
- 高利回りの約束:通常では考えられないほど高い利回りを約束し、欲張らせようとする。
- SNSでの勧誘:Facebook、Instagram、LINEなどのSNSを通じて、ターゲットを絞って勧誘する。
- 甘い言葉と巧みな話術:利用者の警戒心を解くために、親身になって相談に乗ったり、特別な関係を築こうとしたりする。
- 怪しい投資先:仮想通貨やFXなど、仕組みが複雑で分かりにくい投資先を勧めてくることが多い。
ロマンス詐欺との違い
ロマンス詐欺は、恋愛感情を利用して金銭を騙し取る詐欺です。SNSを通じて知り合った相手と親密な関係になり、結婚や将来を約束するなどして信用させ、お金を借りたり、投資させたりします。投資詐欺と組み合わされることもあります。
警察と金融機関の連携で早期発見へ
宮城県警察は、金融機関との連携を通じて、不審な口座の動きや振込パターンを早期に発見し、詐欺の被害を未然に防ぐことを目指しています。具体的には、以下の取り組みを行います。
- 情報共有:警察と金融機関が、詐欺に関する情報を共有し、連携して捜査にあたる。
- 不審な取引の監視:金融機関が、不審な取引や振込パターンを監視し、警察に情報提供する。
- 注意喚起:警察と金融機関が、県民に対してSNS投資詐欺やロマンス詐欺への注意を呼びかける。
被害に遭わないために
SNS投資詐欺やロマンス詐欺から身を守るためには、以下の点に注意しましょう。
- うまい話には裏がある:高利回りを約束する投資話には、必ず裏があると疑う。
- SNSでの出会いに注意:SNSで知り合った相手との金銭的な取引は避ける。
- 個人情報を安易に教えない:銀行口座番号やクレジットカード情報など、個人情報を安易に教えない。
- 家族や友人に相談する:少しでも怪しいと思ったら、家族や友人に相談する。