静岡県内金融機関、脱炭素経営を加速!2025年度の新たな取り組みとは?

2025-05-23
静岡県内金融機関、脱炭素経営を加速!2025年度の新たな取り組みとは?
日本経済新聞

静岡県内13金融機関が連携!脱炭素経営を推進する「しずおかカーボンニュートラル金融コンソーシアム」

静岡県内の13金融機関で構成される官民連携組織「しずおかカーボンニュートラル金融コンソーシアム」が、2月22日に静岡市にて総会を開催しました。本総会では、2024年度の事業報告に加え、2025年度の具体的な計画が発表され、脱炭素社会の実現に向けた取り組みがさらに加速していくことが期待されます。

2024年度の事業報告:成果と課題

2024年度の事業報告では、これまでコンソーシアムが取り組んできた脱炭素経営に関する情報共有やセミナー開催、金融機関との連携強化といった活動成果が報告されました。特に、中小企業の脱炭素化を支援するための融資制度の拡充や、再生可能エネルギー事業への投資促進が大きな成果として挙げられました。一方で、脱炭素化への理解促進や、中小企業における具体的な取り組みの進捗状況など、課題も明確にされました。

2025年度の計画:新たな取り組みと重点分野

2025年度の計画では、以下の新たな取り組みが発表されました。

  • 東証プライム上場企業への支援強化:脱炭素経営に関する情報開示の促進や、具体的な戦略策定を支援します。
  • サプライチェーン全体での脱炭素化推進:金融機関と連携し、取引先企業の脱炭素化を支援するプログラムを開発します。
  • 地域特性を活かした脱炭素モデル構築:静岡県ならではの強み(農業、観光など)を活かし、地域経済の活性化と脱炭素化を両立するモデルを構築します。

これらの取り組みを通じて、静岡県内の企業が脱炭素経営を積極的に推進し、持続可能な社会の実現に貢献することが期待されます。

経済産業省職員による講演会:最新の政策動向

総会には経済産業省の職員を招き、脱炭素化に関する最新の政策動向や支援策に関する講演会も開催されました。企業の担当者からは、政策の理解促進や、具体的な支援策の活用方法に関する質問が多数寄せられ、活発な意見交換が行われました。

今後の展望:静岡県が牽引する脱炭素社会

「しずおかカーボンニュートラル金融コンソーシアム」は、静岡県内の金融機関が連携し、脱炭素経営を推進する重要な役割を担っています。今後も、このコンソーシアムの活動を通じて、静岡県が脱炭素社会の実現を牽引していくことが期待されます。

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