青森県津軽地方のりんご園地巡回がコミュニケーション強化に貢献!JAつがる弘前が実践する新たな取り組み

JAつがる弘前岩木支店の画期的な取り組み:りんご園地巡回で職員間の連携を深める
青森県つがる弘前市にあるJAつがる弘前岩木支店では、本年度から新しい取り組みを開始しました。それは、リンゴの園地巡回に、貯金・共済や貸し付けの窓口業務を担当する職員も参加させるというものです。これまで営農係の職員のみが行っていた園地巡回に、支店内の様々な部門の職員が加わることで、より効果的なコミュニケーションと連携を図ることを目指しています。
りんご農家との信頼関係構築と情報共有の重要性
りんごは青森県を代表する特産品であり、JAは地域経済を支える重要な役割を担っています。園地巡回は、りんご農家とJAをつなぐ貴重な機会であり、農家の声に耳を傾け、ニーズを把握することは、JAの信頼性を高める上で不可欠です。特に、近年は気候変動や生産コストの上昇など、りんご農家を取り巻く環境は厳しさを増しており、JAは農家をサポートするための新たな方法を模索しています。
新たな園地巡回の内容:貯金・共済、貸付業務担当者の視点
従来の園地巡回では、りんごの生育状況や病害虫の発生状況などを確認し、営農指導を行ってきましたが、今回の変更により、貯金・共済や貸付業務を担当する職員も参加することで、農家が抱える金融に関する悩みや不安にも対応できるようになりました。例えば、農作業中のケガに対する共済の加入状況や、資金繰りの状況などを把握し、適切なアドバイスやサポートを提供することができます。
期待される効果:職員間の連携強化、顧客満足度の向上
JAつがる弘前岩木支店が今回の取り組みに期待する効果は、大きく分けて2つあります。1つは、支店内の職員間の連携強化です。普段、異なる業務を担当している職員が、同じ園地巡回に参加することで、互いの仕事内容や課題を理解し、より円滑な連携を図ることができます。もう1つは、顧客満足度の向上です。農家が抱える様々な課題に対応できるようになることで、JAに対する満足度が高まり、JAとの信頼関係がさらに深まることが期待されます。
今後の展望:地域に根差したJAの新たなモデル
JAつがる弘前岩木支店のりんご園地巡回の取り組みは、地域に根差したJAが、どのように農家をサポートしていくのかを示す、新たなモデルとなる可能性があります。この取り組みを参考に、他のJAも、それぞれの地域の特性に合わせた新たな取り組みを始めることが期待されます。青森県から発信されるこの革新的な取り組みが、日本の農業の未来を明るく照らしてくれることを願っています。