金融リスクの再考迫る、米国債急落が引き金となる
2025-04-11

日本経済新聞
トランプ米政権は9日、発動したばかりの相互関税をわずか13時間で部分凍結した。背景にあったのは、株式や通貨に加えて安全資産とされた米国債まで売られる「トリプル安」の発生だ。市場は貿易戦争だけでなく、債券や通貨までもが各国の攻撃材料となる金融戦争を恐れている。また、金融リスクの増大により、投資家はリスク回避策を講じており、米国債の売却が進んでいる。さらに、グローバル経済の減速や金融不安も金融リスクを高めており、市場は大きな動揺にさらされている。金融市場の安定を維持するため、各国は協調して金融政策を ...もっと読む