石川県で特殊詐欺被害が過去最悪!6億円超えの現状と金融機関の対策とは?

2025-06-11
石川県で特殊詐欺被害が過去最悪!6億円超えの現状と金融機関の対策とは?
日テレNEWS NNN

石川県内を襲う特殊詐欺、被害総額が過去最高を記録

石川県内で発生している特殊詐欺の被害が、今年に入りすでに6億円を超え、過去最悪となった2015年の記録を大幅に上回りました。高齢者を狙ったオレオレ詐欺や架空請求詐欺、還付金詐欺など、手口は巧妙化の一途をたどっており、県民の不安は高まるばかりです。

被害の現状と深刻度

今年5か月間で約6億2000万円という被害総額は、石川県にとって深刻な事態です。特に、高齢者をターゲットにした詐欺が多発しており、生活費を騙し取られるケースも後を絶ちません。警察庁の発表によると、特殊詐欺の被害額は全国的にも増加傾向にあり、石川県もその影響を大きく受けています。

金融機関が講じる対策

このような状況を受け、石川県内の金融機関も様々な対策を講じています。北國銀行では、高額な現金出金や振込を行う顧客に対し、詐欺被害の可能性がないかを確認するためのアンケートを実施しています。

北國銀行個人部フロント受付・池村 美貴 チーフ:「確認項目がございますので、アンケートにご協力いただくようにお願いしております」

このアンケートは、顧客が冷静に状況を判断できるかを確認し、詐欺に巻き込まれるリスクを軽減することを目的としています。また、窓口での相談対応を強化し、不審な取引の早期発見に努めています。

警察と連携した取り組み

石川県警察も、特殊詐欺対策に力を入れており、県内の金融機関と連携して情報共有や合同捜査を行っています。詐欺グループの追跡だけでなく、被害者への注意喚起や予防啓発活動も積極的に展開しています。

県民への注意喚起

特殊詐欺の被害をなくすためには、県民一人ひとりの注意が不可欠です。以下のような点に注意し、不審な電話やメールには十分警戒しましょう。 石川県警察の特殊詐欺対策相談窓口:0120-67-0003(i-CALL)

未来への対策:金融機関と警察の連携強化、そして県民の意識向上

特殊詐欺は、高齢者だけでなく、あらゆる世代を狙う犯罪です。金融機関と警察の連携を強化し、最新の手口に関する情報を共有するとともに、県民への啓発活動を継続することで、被害を未然に防ぐことが重要です。また、家族や地域社会全体で、高齢者をサポートし、孤立を防ぐことも、詐欺被害の防止につながります。

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