日銀、トランプ関税の波に翻弄か?金融政策正常化への道は険しく - 米国との政策乖離と円高圧力
2025-05-11

ダイヤモンド・オンライン
米国のトランプ政権時代に始まった高関税政策は、今もなお世界経済に影響を与え続けています。特に、日本銀行(日銀)の金融政策運営は、その影響を大きく受けていると言えるでしょう。米国ではインフレと景気減速という二律背反の状況下で、年内にも複数回の利下げが予想されています。一方、日本はようやく金融政策の正常化に足を踏み出したばかりであり、追加利上げの可能性が揺らいでいます。 ドル安志向を背景とした円高圧力も、日銀にとって無視できない課題です。物価の安定と為替の安定という、相反する目標を両立させる必要 ...もっと読む