【金融政策決定会合】政治に配慮し消極判断 米国や春闘も不透明感
2024-12-20東奥日報
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日銀が19日の金融政策決定会合で、利上げ見送りを決めた。経済と物価は見通しに沿って推移しているとしながら消極的な判断に至った背後には、米国経済や来年の春闘の不透明感に加え、政治への配慮も透けて見える。少数与党の石破政権は補正予算案の修正を迫られるなど、早くも難しい国会運営を迫られる。株価下落を招きかねない利上げで波風を立てられないとの判断が働いたとみられる。 ▽現実味 「(春闘に関し)もう少し情報 ...もっと読む