【速報】家計の金融資産、2195兆円!円高・株安の影響で伸び悩み…資産運用どうする?

2025-06-27
【速報】家計の金融資産、2195兆円!円高・株安の影響で伸び悩み…資産運用どうする?
日本経済新聞

家計の金融資産、2195兆円残高を維持も…伸び悩みの背景とは?

日本銀行が発表した最新の資金循環統計によると、2025年3月末時点での家計の金融資産残高は2195兆円でした。前年同期比では0.3%増とプラス成長を維持していますが、その伸び率は鈍化傾向にあります。特に注目すべきは、株式などの資産残高が大幅に減少している点です。

円高・株安が家計資産に影響

2024年10月から12月期の伸び率(前年同期比4%増)と比較すると、今回の伸び率は大きく鈍化しています。この背景には、為替レートの上昇(円高)と株式市場の低迷が影響していると考えられます。円高は海外資産の価値を押し下げる要因となり、株安は直接的に株式の資産価値を減少させます。

株式等の残高が大幅に減少

具体的には、株式等の残高は前年同期比で3.9%減の268兆円となりました。これは、株式市場の下落が直接的に資産残高を押し下げた結果と言えます。投資家は、市場の変動リスクを考慮し、一部の資産を現金や債券などの安全資産にシフトしている可能性があります。

今後の資産運用戦略

円高・株安の状況が続く中、家計の資産運用戦略の見直しが重要になります。以下に、いくつかのポイントを挙げます。

  • 分散投資の徹底: 株式、債券、不動産など、様々な資産に分散投資することで、リスクを軽減できます。
  • 長期的な視点: 短期的な市場の変動に惑わされず、長期的な視点で資産運用を行うことが重要です。
  • 専門家への相談: 資産運用に関する知識や経験が不足している場合は、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することをおすすめします。
  • インフレ対策: インフレが進行すると、現金の価値が目減りします。インフレに強い資産(例えば、実物資産やインフレ連動債)への投資も検討しましょう。

まとめ

家計の金融資産は依然として高水準にあるものの、円高・株安の影響で伸び悩んでいます。今後の市場動向を注視しながら、自身の資産状況やリスク許容度に合わせて、適切な資産運用戦略を立てることが重要です。

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