昆虫食は未来のフード?山口大学教授が60種類以上の昆虫を食し、健康効果を徹底検証!
2025-08-24

読売新聞オンライン
食糧危機、健康志向の高まり…そんな現代社会において、新たな食糧資源として注目を集めている昆虫食。その普及に情熱を燃やす山口大学教授が、15年にわたる研究と実践を通して、60種類以上の昆虫を食し、その健康効果を徹底的に検証しています。
山形大学医学部での研究がきっかけで昆虫食に出会った教授は、「健康づくりに一役二役も買える虫を、人々の食材として普及させたい」という強い思いを抱き、研究活動を続けています。学生向けの試食会も積極的に開催し、昆虫食に対する理解を深めるための活動も展開。
なぜ昆虫食なのか?
世界的な人口増加や気候変動により、食糧危機が現実味を帯びています。従来の家畜と比較して、昆虫は飼育に必要な資源が少なく、環境負荷が低いというメリットがあります。また、高タンパク質、低脂肪、豊富なミネラルなど、栄養価も高く、健康的な食生活に貢献する可能性を秘めています。
教授が実際に試した昆虫の種類
教授がこれまでに試した昆虫は、なんと60種類以上!コオロギ、ミールワーム、イナゴ、ハチノウムシなど、様々な種類の昆虫を実際に食し、味や栄養価、調理方法などを研究しています。昆虫食は、抵抗がある方もいるかもしれませんが、調理方法によっては、意外と美味しく食べられることを教授は強調しています。
昆虫食の未来
昆虫食は、まだ一般的に普及しているとは言えませんが、その栄養価と環境負荷の低さから、未来の食糧資源として、ますます注目を集めるでしょう。山口大学教授をはじめとする研究者たちの努力により、昆虫食に対する理解が深まり、より多くの人々が昆虫食を気軽に楽しめる日が来るかもしれません。
食糧問題の解決、健康増進、そして地球環境を守るためにも、昆虫食の可能性を追求していくことは、私たちにとって重要な課題と言えるでしょう。