危険なのは熱中症だけじゃない!猛暑時の妊婦・高齢者・子どもの健康リスクと対策

2025-06-18
危険なのは熱中症だけじゃない!猛暑時の妊婦・高齢者・子どもの健康リスクと対策
朝日新聞デジタル

猛暑がもたらす深刻な健康リスク:熱中症だけではない注意点

今年の猛暑は、私たちの健康に深刻な影響を与えています。熱中症はもちろんのこと、妊婦、高齢者、子どもは特に注意が必要です。今回は、これらのグループが抱えるリスクと、具体的な対策について詳しく解説します。

子どもにおける腸重積症のリスク増加

最近の研究によると、5歳以下の子供において、猛暑時の腸重積症のリスクが大幅に増加することが明らかになりました。腸重積症とは、腸がねじれて詰まってしまう病気で、緊急の治療が必要です。日平均気温が極端に高い日には、入院リスクが通常時と比べて約4割も上昇します。

このリスク増加の背景には、暑さによる食生活の変化や腸の動きの変化が考えられます。暑い時期は食欲が減退し、水分不足になりがちです。また、腸の蠕動運動も低下し、消化不良を起こしやすくなります。これらの要因が重なり、腸重積症の発症リスクを高める可能性があります。

妊婦への影響:母体と胎児の健康を守るために

妊婦は、体温調節機能が低下しているため、熱中症になりやすいと言われています。また、胎児への影響も懸念されます。高温環境下では、胎児の発育に悪影響を及ぼす可能性や、流産・早産の危険性が高まることもあります。

妊婦は、こまめな水分補給、涼しい場所での休憩、通気性の良い服装などを心がけ、体温上昇を避けるようにしましょう。また、医師の指示に従い、適切な栄養摂取を心がけることも重要です。

高齢者への影響:体力の低下と持病への影響に注意

高齢者は、体力の低下や基礎疾患の存在などにより、熱中症のリスクが高くなっています。また、持病が悪化したり、服用している薬の効果に影響が出たりする可能性もあります。

高齢者は、日中の外出を控え、涼しい場所で過ごすようにしましょう。こまめな水分補給はもちろんのこと、栄養バランスの取れた食事を心がけることも重要です。また、持病がある場合は、医師に相談し、適切なアドバイスを受けるようにしましょう。

みんなでできる暑さ対策

  • こまめな水分補給:のどが渇く前に、こまめに水分を補給しましょう。
  • 適切な服装:通気性の良い、吸湿性のある素材の服装を選びましょう。
  • 涼しい環境:エアコンや扇風機などを活用し、室温を適切に保ちましょう。
  • 休憩:無理をせず、こまめに休憩を取りましょう。
  • 周囲への配慮:高齢者や子どもなど、体調に不安がある人がいないか確認しましょう。

まとめ:暑さを乗り越え、健康な毎日を

猛暑は、私たちの生活に様々な影響を与えますが、適切な対策を講じることで、健康リスクを軽減することができます。家族や周囲の人々と協力し、暑さを乗り越え、健康な毎日を送りましょう。

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