ドライバーの健康管理で安全運転を!大和自動車交通が「MEDEMIL Drive」試験導入で事故防止に貢献
2025-06-23
産経ニュース
ドライバーの健康管理、時代の要請!
大和自動車交通株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:大塚一基)は、ドライバーの安全確保と事故防止のため、運転能力測定機器「MEDEMIL Drive (R)(メデミルドライブ)」を一部事業所にて試験的に導入しました。近年、事業用自動車による健康起因事故が深刻化しており、社会的な課題となっています。
健康起因事故の現状と課題
令和5年の事業用自動車による健康起因事故は約25%が交通事故に発展しており、その割合の高さが懸念されます。特に、病気の初期段階(未病)での早期発見や、加齢に伴う運転能力の低下への適切な対応が不可欠です。従来の健康管理では見過ごされがちな兆候を捉え、事故を未然に防ぐための対策が求められています。
「MEDEMIL Drive」導入の目的と期待される効果
大和自動車交通が試験導入する「MEDEMIL Drive」は、ドライバーの健康状態を客観的に把握し、安全運行体制を強化することを目的としています。この機器を活用することで、以下の効果が期待されます。
- 早期発見:病気の兆候を早期に発見し、適切なアドバイスや休養を促すことで、悪化を予防します。
- 運転能力の維持:加齢に伴う運転能力の低下を把握し、トレーニングや運転方法の見直しを支援します。
- 事故防止:ドライバーの健康状態に起因する事故を未然に防ぎ、安全な輸送を実現します。
- 従業員の健康増進:健康管理への意識を高め、従業員の健康増進に貢献します。
今後の展望
今回の試験導入の結果を踏まえ、大和自動車交通は「MEDEMIL Drive」の導入範囲拡大や、他の健康管理プログラムとの連携を検討していく予定です。ドライバーの健康と安全を最優先に考え、安全運行体制の強化に努めてまいります。
※ 令和5年交通事故統計より