【医師が教える】骨粗鬆症を予防!食生活と運動で今日からできる対策
2025-07-16

時事メディカル
骨粗鬆症を予防するために知っておくべきこと
骨粗鬆症は、高齢者に多い病気として知られていますが、近年では若い世代にも増加傾向にあります。骨密度が低下し、骨折しやすくなる骨粗鬆症は、生活の質を大きく低下させる可能性があります。しかし、適切な対策を行うことで、発症を遅らせたり、進行を抑制したりすることが可能です。
食生活でできる骨粗鬆症予防
骨粗鬆症予防には、食事からの栄養摂取が非常に重要です。特に以下の栄養素を積極的に摂りましょう。
- カルシウム:牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品、小魚、海藻類などに多く含まれます。
- ビタミンD:きのこ類、卵黄、鮭などに含まれています。また、日光浴によって体内で生成されます。
- タンパク質:肉、魚、卵、大豆製品などに多く含まれます。骨はカルシウムだけでなく、タンパク質を主成分とするコラーゲンの上に成り立っています。タンパク質不足は骨の強度低下につながるため、意識的に摂取しましょう。
- ビタミンK:緑黄色野菜、納豆などに含まれています。骨の形成を促進する効果があります。
運動で骨を強くする
骨は、体にかけられる負荷に応じて密度を高める働きがあります。そのため、ウォーキング、ジョギング、筋力トレーニングなどの運動を習慣的に行うことで、骨を強くすることができます。
- ウォーキング:毎日30分程度のウォーキングは、手軽に骨を刺激する運動です。
- ジョギング:ウォーキングよりも負荷が高く、より効果的に骨密度を高めることができます。
- 筋力トレーニング:スクワット、腕立て伏せ、腹筋運動などの筋力トレーニングは、骨に直接的な負荷をかけ、骨密度を高める効果があります。
生活習慣の改善も重要
喫煙や過度の飲酒は、骨の形成を阻害し、骨粗鬆症を悪化させる可能性があります。また、肥満も骨に負担をかけ、骨折のリスクを高めるため、適正体重を維持することも重要です。
まとめ
骨粗鬆症は、食生活、運動、生活習慣の改善によって予防・改善が可能です。今日からできることから始めて、健康な骨を維持しましょう。