糖尿病でも脳の老化を防げる!中年期の運動習慣が認知機能低下リスクを軽減する驚きの研究結果
2025-05-13

糖尿病ネットワーク
糖尿病患者でも脳の老化を遅らせることは可能!運動習慣が認知機能低下リスクを軽減する
2型糖尿病や糖尿病予備群(境界型糖尿病)の方は、高血糖状態が続くと脳の老化が加速しやすいことが知られています。しかし、スウェーデンのカロリンスカ研究所の研究により、健康的なライフスタイルによってこのリスクを低減できる可能性が示されました。
研究内容と結果
この研究は、スウェーデンアルツハイマー財団や認知症研究基金の支援のもとで行われ、「Diabetes Care」にその成果が発表されました。研究チームは、2型糖尿病患者の脳の老化度合いを調べたところ、実年齢に比べて2.3歳も脳が老化している傾向が見られました。また、糖尿病予備群の方でも、0.5歳の脳の老化が認められています。
運動習慣の重要性
研究結果から、糖尿病患者が健康的なライフスタイルを送ることで、脳の老化を抑制できる可能性が示唆されています。特に、中年期からの運動習慣は、認知機能の低下リスクを軽減する上で非常に重要であることがわかります。
老化研究センターのアビゲイル・ダブ氏は、「糖尿病とともに生きる方は、健康的なライフスタイル、特に運動習慣を取り入れることで、脳の老化を遅らせることができるかもしれません」と述べています。
具体的な対策
- 定期的な運動:ウォーキング、ジョギング、水泳など、有酸素運動を週に150分以上行うことが推奨されます。
- バランスの取れた食事:野菜、果物、全粒穀物、魚などを中心とした、バランスの取れた食事を心がけましょう。
- 十分な睡眠:質の高い睡眠を確保することも、脳の健康維持に不可欠です。
- ストレス管理:ストレスを溜め込まないように、リラックスできる時間を持つようにしましょう。
まとめ
糖尿病と診断されていても、諦める必要はありません。健康的なライフスタイル、特に中年期からの運動習慣を意識することで、脳の老化を遅らせ、認知機能の低下リスクを軽減できる可能性があります。今日からできることから始めて、より健康的な未来を築きましょう。