マンガ市場20年の激変!スマホとコロナが変えた未来予測と売上TOP5の秘密
2025-07-17
産経ニュース
マンガ市場の歴史を紐解く:20年の変遷と次世代トレンド予測
デジタル配信の普及、スマートフォンの登場、そしてコロナ禍によるライフスタイルの変化…過去20年でマンガ市場は劇的な変貌を遂げました。コミックシーモアは、読者のニーズに応えながら、その変化を常に捉え、多様なマンガを提供し続けてきました。
スマートフォン革命とマンガ市場
2000年代後半、スマートフォンの普及はマンガの楽しみ方を一変させました。手軽にどこでもマンガが読めるようになったことで、電子コミック市場は爆発的に成長。従来の紙媒体だけでなく、デジタルならではの表現方法やサービスが生まれるきっかけとなりました。読者は、より多様な作品にアクセスできるようになり、マンガ市場は新たなステージへと進みました。
コロナ禍が加速させた変化
そして2020年、新型コロナウイルスの感染拡大は、人々の生活様式を大きく変えました。外出自粛やリモートワークが常態化し、自宅で過ごす時間が増えたことで、マンガ需要はさらに高まりました。通勤・通学途中に読む習慣が減少し、自宅でのリラックスタイムにマンガを読む人が増えたのです。
時代を彩ったマンガTOP5
各時代を象徴するマンガを振り返ってみましょう。コミックシーモアの売上データに基づき、時代を彩ったTOP5をご紹介します。
- 2000年代:NARUTO -ナルト- (岸本斉史) - 少年漫画の金字塔、世界中で愛される忍者アクション
- 2010年代:ONE PIECE (尾田栄一郎) - 冒険と友情を描く、長期連載の人気作品
- 2010年代:進撃の巨人 (諫山創) - 圧倒的なスケールと衝撃的な展開で社会現象を巻き起こしたダークファンタジー
- 2010年代:魔法使いの嫁 (白糸文々子) - 美しいイラストと心に響くストーリーで多くの読者を魅了したファンタジー
- 2020年代:SPY×FAMILY (遠藤達哉) - スパイ、殺し屋、超能力者の偽装家族コメディ、幅広い層に支持
京都国際マンガミュージアム 倉持佳代子氏 コメント
「マンガ市場は、常に社会の変化を敏感に捉え、新しい表現方法や読者層を切り拓いてきました。スマートフォンやコロナ禍といった出来事は、マンガの楽しみ方を多様化させ、新たな可能性を広げました。今後は、AI技術の進化やメタバースといった新しいプラットフォームとの連携など、さらなる変革が予想されます。」
次世代トレンド予測:マンガの未来は?
今後、マンガ市場はどのように進化していくのでしょうか?
- AIとの共創:AIがマンガの制作をサポートする時代が到来するかもしれません。
- メタバースとの融合:マンガの世界をメタバース空間で体験できる新しいエンターテインメントが登場する可能性があります。
- 多様な表現手法:VR/AR技術を活用した没入感あふれるマンガ体験が実現するかもしれません。
コミックシーモアは、これからもマンガの可能性を追求し、読者にとって最高のマンガ体験を提供し続けます。