【伊賀市平田】大山田市営プール、安全上の問題で今年度も休止に…原因と今後の対策は?
2025-05-14

伊賀タウン情報 YOU
大山田市営プール、安全確保の遅れから今年度も休止
伊賀市平田にある大山田市営プールが、安全上の問題から今年度も開設を見送ることになりました。スポーツ振興課からの情報によると、プールの経年劣化により、内部の塗装が剥がれ落ち、利用者の安全が確保できない状態が続いているとのことです。
なぜプールの休止が必要なのか?
問題は、剥がれた塗膜が利用者の健康に悪影響を及ぼす可能性があることです。具体的には、塗膜が皮膚に擦れて傷を作ったり、浮遊する塗膜が目や口に入ったりする危険性があります。これらのリスクを考慮し、市は利用者の安全を最優先に考え、プールを休止する決断を下しました。
プールの現状と具体的な問題点
大山田市営プールには、一般用と幼児用の2つのプールがあります。両プールとも、長年の使用により塗装が劣化し、剥がれ落ちています。特に、プールの水中に塗膜が浮遊している状態は、視界を悪くするだけでなく、誤って飲み込んでしまう可能性もあり、深刻な問題です。
今後の対策と再開の見通し
市は、プールの安全性を確保するため、塗装の補修や設備の改修など、必要な対策を検討しています。しかし、これらの作業には時間と費用がかかるため、早急な再開は難しい状況です。今後の対策の進捗状況に応じて、再開の時期が検討される予定です。
地域への影響と今後の展望
大山田市営プールの休止は、地域住民のスポーツ活動に大きな影響を与えています。特に、夏場の水泳教室やレクリエーションなど、プールを利用する機会を失うことになります。市は、住民のニーズに応えるため、代替施設の確保や新たなスポーツ振興策の検討を進めていく方針です。
今回のプールの休止は、施設の老朽化と安全確保の重要性を改めて認識させる出来事となりました。今後は、同様の問題が発生しないよう、定期的な点検やメンテナンスを徹底し、安全で快適なスポーツ環境を提供していくことが求められます。