鹿児島・小宝島で頻発する地震、住民不安続く!地割れや落石も…気象庁「メカニズム解明できず」
2025-07-03
FNNプライムオンライン
鹿児島・小宝島で頻発する地震、住民不安続く!地割れや落石も…気象庁「メカニズム解明できず」
鹿児島県十島村の小宝島で、観測史上最多となる地震が頻発し、住民の不安が募っています。FNNは2日、震度5弱の地震が観測された小宝島を訪れ、その現状を緊急取材しました。
観測史上最多の地震数、1000回を超える
十島村を含むトカラ列島近海では、1994年の観測開始以降、最も多い地震が観測されています。3日午後5時までに、震度1以上の地震が1049回を記録。住民らは、この異常事態に強い不安を感じています。
学校や山で地割れ、落石も発生
FNNの取材チームが小宝島を訪れた2日には、震度5弱の地震が発生。学校では床に地割れが見られ、山の中では落石が確認されました。住民の方々は、「もう一つ大きな地震が来るのではないか」と、常に緊張した面持ちで過ごしています。
気象庁「地震のメカニズムは不明」
気象庁は、今回の地震について、そのメカニズムを十分に解明できていません。「トカラ列島近海では活断層が密集しており、複数の断層が同時に動いている可能性も考えられます」と説明していますが、今後の地震活動についても予測が困難な状況です。
住民の生活への影響
頻発する地震により、住民の生活は大きく影響を受けています。家屋の倒壊やインフラの損壊は免れていませんが、精神的な負担は計り知れません。島は孤立しており、情報も限られているため、不安はさらに増幅されています。
今後の対策
政府や自治体は、住民の安全確保と生活支援に全力を挙げて取り組む必要があります。地震情報の正確な伝達、避難場所の確保、心理的なケアなどが重要となります。また、長期的な視点での地盤調査や防災対策も不可欠です。
住民へのメッセージ
小宝島の住民の皆様、どうかご無事でいらっしゃいますでしょうか。FNNは、引き続き小宝島の状況を報道し、皆様の安全を心から願っております。互いに支え合い、この困難な時期を乗り越えてください。