能登半島地震の教訓を胸に:奈良県桜井市に20キロの金塊、3億円超の寄贈!高齢男性の温かい想い
2025-06-06
産経新聞
能登半島地震の痛みを共有し、未来への備えを
奈良県桜井市は、能登半島地震の避難生活を知り、深く心を痛めた70代の男性市民から、防災対策を目的とした金塊の寄贈を受けました。寄贈されたのは、重さ20キロ分の金塊で、現在の相場価格で3億3千万円を超えるという驚くべき価値があります。
高齢男性の温かい想い
男性は長年にわたり金塊をコツコツと購入し、その莫大な資産を災害時の避難所の環境整備や防災対策に役立ててほしいと、桜井市に伝えています。2月に桜井市に手紙で寄贈の意向を伝え、3月17日に実際に金塊20本(1キロあたり)を寄贈されました。
寄贈のきっかけは能登半島地震
寄贈のきっかけとなったのは、昨年1月1日に発生した能登半島地震です。地震発生後、避難所での生活の困難さを知り、自分にできることは何かを考えた結果、防災対策に役立つ寄贈に至ったとされています。男性の言葉には、被災者の苦しみを理解し、未来の災害に備えようという強い想いが込められています。
桜井市は防災対策に有効活用へ
桜井市は、今回の寄贈を大変ありがたく受け止め、金塊を防災関連の事業に有効活用していく方針です。具体的には、避難所の設備改善、防災訓練の実施、防災資材の備蓄などが検討されています。寄贈された金塊が、桜井市民の安全と安心を守るための重要な財産となることが期待されます。
未来への希望を繋ぐ
今回の金塊寄贈は、能登半島地震の教訓を活かし、未来の災害に備えるという、地域社会全体で取り組むべき課題への意識を高めるきっかけとなるでしょう。高齢男性の温かい想いを胸に、桜井市は防災対策を強化し、市民の安全と安心を追求していきます。