結婚式場運営会社が破産申請準備!挙式・披露宴中止に予約カップルも影響…コロナ助成金詐取も発覚

2025-02-26
結婚式場運営会社が破産申請準備!挙式・披露宴中止に予約カップルも影響…コロナ助成金詐取も発覚
産経新聞

結婚式場運営会社が破産申請準備!挙式・披露宴中止に予約カップルも影響…コロナ助成金詐取も発覚

福岡・佐賀で5つの結婚式場を運営するアルカディアが破産申請準備へ

福岡県久留米市に本社を置く結婚式場運営会社、アルカディアが福岡地裁久留米支部に破産申請の準備に入っていることが分かりました。同社は福岡と佐賀で計5つの結婚式場を運営しており、ホームページでは挙式や披露宴の中止が告知されています。これにより、予約していたカップルに大きな影響が出ている状況です。

巨額の負債とコロナ禍の影響

東京商工リサーチによると、アルカディアの負債総額は約40億円に上ります。コロナ禍における厳しい状況が業績悪化を招き、令和6年8月期の最終赤字は約5億2700万円という深刻な状況でした。イベントの中止や制限、人々の結婚に対する価値観の変化など、複合的な要因が重なり、経営は逼迫したと考えられます。

コロナ助成金の不正受給も発覚

さらに深刻なのは、アルカディアが新型コロナウイルス対策の国の雇用調整助成金を不正に受給していた疑いが浮上していることです。この不正受給疑惑は、今回の破産申請準備の背景にある大きな要因の一つと言えるでしょう。具体的な詐取金額や手口については、今後の調査で明らかになる可能性があります。

予約カップルの今後の対応

挙式や披露宴を予定していたカップルは、今後の対応について混乱していることでしょう。結婚式場からの連絡を待ちながら、代替の結婚式場を探したり、返金の手続きを進めたりする必要があるかもしれません。消費者センターや弁護士などの専門機関に相談することも検討されると良いでしょう。

今後の結婚式場業界への影響

アルカディアの破産申請準備は、コロナ禍で大きな打撃を受けた結婚式場業界全体に暗い影を落とす可能性があります。同様の状況に陥っている結婚式場も存在する可能性があり、業界全体の再編が進むかもしれません。今後の動向に注目が必要です。

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